青山Future SEVENにてボーカル＆ラップグループのWAZZ UPによる『WAZZ UPサマーパーティー2014』が開催。暑い夏を締めくくる解放感溢れるパーティーイベントとなった。

　これまでも『クリスマスパーティ』や『バレンタインパーティ』、『ホワイドデーパーティー』などその時期に合わせた“パーティー”イベントを行っているWAZZ UP。今回も“夏”にぴったりのライブが作り上げられた。

　『WAZZ UPサマーパーティー2014』はまだ真夏日が続く24日に行われ、青山Future SEVENには会場から溢れるばかりの人でいっぱいに。先日リリースした夏曲満載のニューアルバム『YEAH』のジャケットと同じ衣装で登場したWAZZ UP。今回はそんなアルバムを中心とした構成で、まずはアルバムの1曲目にもなっている『TOKYO MIDNIGHT』からスタート。優しいkyo-heyの歌声から始まると、会場からは大きな拍手と歓声があがった。

　スローから徐々にスピードが上がるテンポに、観客もテンションを上げていき、「WAZZ UPサマーパーティーに来てくれてありがとう。今日は楽しんでいきましょう〜！」のJUNEのメッセージに幅広い年齢層から集まったファンからは大きな反応が返ってきた。

　続く『The Thing About You』は90年代『Crazy For You』で有名なイギリスのバンドLet Looseのリッチー・ワーマーリングから楽曲提供を受けた、夏の始まりを感じさせるドキドキする曲調。ふたりの絶妙なハーモニーにファンもうっとりとした目になる。さらに『KIMI・GA・SUKI』では、JUNEのアカペラから始まるというこの日だけの特別バージョン。すでに今年2月にリリースし、ライブでお馴染みとなっているサビのキュートな振り付けは、会場みんなでダンスと一体感が生まれていた。最後はもちろんいつものJUNEの「オレのこと好き？」の告白セリフに黄色い声が溢れた。

　その後も、80年代を彷彿とさせるメロディーに告白のドキドキ感を伝える『You You You』、一転、大人っぽい雰囲気で披露された『My Lady』は“You You You”の歌詞でふたりから客席を指さす仕草にファンもドキッ。そのままミドルナンバー『君がいない部屋』へ。

　恋の終わりを歌うこの楽曲では、途中電話のコールが鳴るとJUNEの「出て！」という切なげな声にキュンとする一幕もあった。間髪入れず切ないメロディーが心に響く『TIME』、『Heart To My Heart』としっとりとしたナンバーが続く。伸びやかなkyo-heyとJUNEの声が重なる楽曲に、パーティーの終焉を感じさせられた。

　そして迎えた最後は、JUNEから「みんなの笑顔が見れて幸せです。アルバムの中の曲を中心にやりたいなって思ってて、後半がしっとり聴かせる感じでね。これから歌う曲はアルバムの最後の曲。これは出会いと別れは絶対意味があって、運命だと僕は信じています。その気持ちを込めてみました。皆さんに出会えたのも運命で、この運命を大切に守っていきたい。そんな皆さんへの感謝の意味も」と紹介された『Stay Here』をじっくりと響かせ本編の幕は閉じた。

　夏の始まりから終わりが感じられる、アップからミドルテンポへと流れた今回のライブ構成。もちろんこれで終わりではない。アンコールでは、ニューアルバムのリード曲『YEAH』、さらにWAZZ UP最大のアッパーチューン『Sexy Beach Party Yes!!』も披露され、まだ続く暑さを乗り切るハイテンショントラックでライブは終了。その後はWAZZ UPらしいゆる〜いトークショーにお客さんからのリクエストに答えたアカペラ披露などが行われ、『WAZZ UPサマーパーティー2014』は終了。

　また、第2部では現在療養中のメンバー・sheepがサプライズで登場。久しぶりのステージに緊張した面持ちで臨んだライブだったが、ファンの笑顔に癒された最高のライブを見せてくれた。

　なお、WAZZ UPは10月26日に『WAZZ UP ハロウィンパーティー2014』（南青山Future SEVEN）の開催を予定。詳細はオフィシャルHP（http://official.stardust.co.jp/wazzup/）をチェック。また、本ライブの構成の軸ともなったニューアルバム『YEAH』についてのインタビューがwebデ☆ビューに掲載中！詳細はコチラ⇒http://deview.co.jp/Interview?am_interview_id=362