スペクタクル時代劇『里見八犬伝』開幕! 初舞台・初主演の山崎賢人を八犬士の絆でバックアップ | ニュース | Deview-デビュー

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2014/10/31 20:31

デビュー

スペクタクル時代劇『里見八犬伝』開幕! 初舞台・初主演の山崎賢人を八犬士の絆でバックアップ

舞台『里見八犬伝』が上演スタート(写真前列左から松田賢二、白石美帆、山崎賢人、村井良大、深作健太、後列左から玉城裕規、荒井敦史、馬場良馬、石垣佑磨、丸山敦史、高杉真宙)。(C)DeView
舞台『里見八犬伝』が上演スタート(写真前列左から松田賢二、白石美帆、山崎賢人、村井良大、深作健太、後列左から玉城裕規、荒井敦史、馬場良馬、石垣佑磨、丸山敦史、高杉真宙)。(C)DeView

 31日より新国立劇場にて幕が開くスペクタクル時代劇『里見八犬伝』の公開ゲネプロが行われ、主演の山崎賢人をはじめとする主要キャストが報道陣の前で意気込みを語った。

 『里見八犬伝』は知勇に優れ、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ八つの玉を持つ八人の犬士が出会い、迷いや苦しみから己の目的を見出し、悪霊の支配を打ち破るため一心不乱に突き進んでいく壮大な伝奇ドラマ。江戸時代から読み継がれ、これまでに幾度も舞台、映画、TVドラマなどの題材とされ、翻案されてきた物語だ。

 今回の舞台では、時代物に抜群の筆を振るう鈴木哲也が、滝沢馬琴原作『南総里見八犬伝』をもとに、新解釈とオリジナル設定を加えて脚本を書き下ろし、1983年に大ヒットした映画版『里見八犬伝』(薬師丸ひろ子、真田広之出演)の監督、故・深作欣二監督の息子・深作健太が演出。西島隆弘(AAA)を主演に迎えた初演から2年ぶりの再演として、キャストを一新、新演出で大きくリニューアルを遂げている。

 初舞台で座長という大役を務める山崎(犬塚信乃役)は「手ごたえがあります!」と開口一番自信を見せる。「わからないことだらけだったんですが、皆さんが細かいところなどを毎回教えてくださって、すごく楽しい雰囲気ながらも、締まるところは締まる充実した稽古期間でした。チームワークは見てもらってわかる通りとてもいいので、皆さんに助けてもらって頑張っていきたいと思います」と、共演者に支えられて、この日を迎えられたことを感謝した。

 彼を中心とした役者陣のチームワークは囲み取材でも垣間見えた。犬飼現八役の石垣佑磨は「この作品は玉がテーマになっていて、その玉は人間の大事なものを表しているもの。だからこそ、舞台を観に来た方が自分は実はどういう玉を持っているんだろうって思ってくれたら俺たちの勝ちかな」と意気込みを語り、記者からの「手ごたえは?」という質問には「ぶった斬ります!!」と気合の表情。

 すると続く出演者もその「ぶった斬る」のフレーズを受けて、「僕も精一杯“ぶった斬って”いきたいと思っております」(犬田小文吾役・荒井敦史)、「八犬伝の世界で生きるいろんな人たちの熱い生き様をぜひ劇場に観にきていただけたら嬉しく思います。もちろん!“ぶった斬り”ます!!」(犬坂毛野役・玉城裕規)、とリレーしていく形に。

 さらには玉梓/伏姫役の白石美帆も、「作品ができて200年という時を経て、2014年今の時代、新たな解釈を加えてよりパワーアップしている作品のエネルギーがすごく充満しているんです。稽古場からもそれが伝わってきて、皆さんの勢いと殺陣の迫力が本当にすごくて、毎回涙を抑えながら見ている部分が本当に多いんです」と真面目に話しつつ、最後には「その感動の物語を私は“ぶっ壊す…!”役目でもあるので、皆さんの想いをいい形で最後、迎えられるように頑張りたいと思います」とアレンジを加えてまとめた。

 会見で終始緊張気味の山崎に対しては、舞台経験豊富な村井良大がすかさずフォロー。演出の深作氏の指導で印象に残っているところを聞かれて「お客さんがいるので、お客さんの方向を向く…お客さんにわかるようにやるっていう…」と言葉が出てこない山崎を見かねて、村井が「感情の動きだったり…」「心を動かせるようにお芝居を…」と通訳。そして「信乃の見せ場は?」という質問に、山崎が「ずっと悩んでる役柄で…最初から…」と自身も悩んでいるような小声になると、「声小っちゃくなってるよ」「大丈夫?(笑)」「どうした?」と周りのキャストから次々に声が上がり、「全部見せ場だって」というアシストを得て、「全部見せ場です! 全部です!!」と言い切るなど、全員で初座長を盛り上げようとするムードが出来上がっていた。

 最後には「『里見八犬伝2014』、ホントにスケールの大きい話ですが、観た人が少しでも何かを感じて受け取って帰ってもらえたら嬉しいと思いますので、ぜひ楽しみに観に来ていただけたら。よろしくお願いします。はい。すみません!」と謝る山崎の肩にキャスト陣が手を置いて「大丈夫、大丈夫!」と励ます姿もあった。

 舞台設定ともリンクした役者同士支え合う舞台『里見八犬伝』は、新国立劇場 中劇場にて10月31日〜11月17日まで、梅田芸術劇場は11月22日、23日に上演。ほか、高松・北九州・館山公演の地方公演を予定している。

 なお、新発売の『デ☆ビュー』(11/1発売)12月号表紙・巻頭インタビューを山崎賢人が飾っている。

 (※山崎賢人の「崎」はつくりの上が「立」)

関連写真

  • 舞台『里見八犬伝』が上演スタート(写真前列左から松田賢二、白石美帆、山崎賢人、村井良大、深作健太、後列左から玉城裕規、荒井敦史、馬場良馬、石垣佑磨、丸山敦史、高杉真宙)。(C)DeView

  • 初舞台ながら座長を務める山崎。(C)DeView

  • 「全員での大立ち回りが見どころ」と語った村井。(C)DeView

  • 初演にも出演した高杉は「前回とはまた違った舞台になっている!」と。(C)DeView

  • 初舞台の山崎を役者全員が支える。(C)DeView

  • スピード感のある殺陣を見せる山崎賢人。(C)DeView

  • 玉に引き寄せられ集まってくる犬士たち。(C)DeView

  • ステージを縦横に動き回るダイナミックなアクションシーン。(C)DeView

  • 因縁に囚われ惑う犬士の姿に感情が揺さぶられる。(C)DeView

  • 八犬士の想いが集まったとき、奇跡が起きる。(C)DeView

  

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