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2014/09/29 19:01
9人組ガールズロックユニット・PASSPO☆の奥仲麻琴が元旦ライブでの卒業を発表。「いつかは役者として、もっともっと活躍したい」
9人組ガールズロックユニットのPASSPO☆が、6月からスタートしたロングツアーの中盤戦『PASSPO☆ 結成5周年 カウントUPツアー 中編』のフライト(ライブ)を、新宿BLAZEで開催。アンコールで奥仲麻琴が2015年1月1日のライブをもって、グループを卒業することが発表された。
ソールドアウト超満員800人のパッセンジャー(ファン)で埋め尽くされたフライトは『ViVi夏』からスタート。『キャンディー・ルーム』、『BREAK OUT!!』の後には、メンバーの槙田紗子が振付した『Tap My Toe』などを続々披露。また、根岸愛、槙田、増井みお、玉井杏奈、奥仲がピンクレディの『S・O・S』をカバー。そして、藤本有紀美、岩村捺未、森詩織、安斉奈緒美のはっちゃけ隊が『はっちゃけセンセーション』で楽しく盛り上げた。
ライブ後半戦は、森の力強いボーカルが響くパワフルな『無題』からスタート。『STEP & GO』、『WANTED!!』で会場に一体感はグングンと増し、この夏様々なフェスやイベントをアツくした『向日葵』でライブ本編を締めくくった。
そして、アンコールで『Growing Up』を歌ったあと、キャプテンの根岸から「ここでまこっちゃん(奥仲)からお知らせがあります」と語り、ステージは奥仲1人に。
奥仲は、PASSPO☆の5年間をエピソードを交え振り返ると涙ぐみ、意を決したように「私、奥仲麻琴はこのツアーの最後の公演で、PASSPO☆を卒業することに決めました」と発言。会場のパッセンジャーたちからは、驚きのどよめきが起こった。続けて奥仲は、「20歳を過ぎるにあたって、将来の自分への焦りを強く感じるようになりました。いつかは役者として、もっともっと活躍したい。その夢への思いが強くなればなるほど、焦りは募るばかりでした」とコメント。そして「PASSPO☆を5年やって、20歳を過ぎた自分がいて。…自分の夢は諦めたくないから、私は後悔のないように全力で頑張りたいと思いました。人生で初めて自分でこんな大きな決断をしました。自分が選んだ道、それが正しいかは、今正直わかりません。だけど、自分で選んだからこそ、懸命に今を生きて、絶対に良かったなって思えるようになりたい」と卒業を決めた心境を明かした。また、「私の決断の背中を押してくれた、クルーやスタッフの方々、受け止めてくれているパッセンジャーさんの皆さんには本当に感謝しかありません。私、奥仲麻琴は1月1日でこのグループを卒業をします。だけど、PASSPO☆も奥仲麻琴も今後も精一杯、自分たちの道を歩んでいきたいと思っています」と抑えきれない涙とともに気持ちを伝えた奥仲に、パッセンジャーからは拍手が沸き起こった。
発表を受けリーダー・根岸は、「この子はPASSPO☆を卒業してもしっかりやっていける子です。1月1日までは、この9人で楽しいフライトをやって行きたいです」と語り、玉井は「永遠なんて絶対ないから、みんなもしっかり生きてください。これからの9人のフライトをしっかり目に焼き付けてください」とファンへメッセージを送った。
そして、彼女たちのデビュー曲『少女飛行』を披露してこの日のライブは終了。同ツアーの最終公演であり、奥仲の卒業公演でもあるツアーファイナル『新年だよ!5周年とすこし便〜全曲忘れず踊れるかな〜』は、2015年1月1日に東京ドームシティーホールで行われる。