HKT48が自身初となる全国ツアー『HKT48全国ツアー〜全国統一終わっとらんけん〜』を9月21日、石川県からスタートさせた。

　ツアー初日の会場となった石川・本多の森ホールのロビーには、これまでの衣装や写真、全メンバーの等身大の“のぼり”を展示。また、映像の上映やHKT48スタッフによる館内ラジオ放送など、開演までの時間も来場したファンに楽しませるべく、様々な企画を実施。開場中のロビーは、大変な賑わいを見せた。

　ライブは、童謡『線路は続くよ、どこまでも』でスタート。会場内には汽笛が鳴り響き、指原莉乃が「石川県に向けて出発進行!!」と声を上げると、客席からは大歓声が上がった。続けて、指原のソロ曲『それでも好きだよ』、博多の名所が数多く登場する『HKT48』など、アップテンポなナンバーをノンストップで披露。また、メンバーが客席近くまでトロッコに乗って登場し、パフォーマンスを行った。

　冒頭MCでは、宮脇咲良が「私、すっごいテンションが上がってるんです。北陸に初上陸しました!!」と興奮気味に話すと、山本茉央は「テンションが上がり過ぎて…」と突然一発ギャグを披露。驚くほどの静寂に包まれた会場内に、メンバーも困惑の表情を見せた。植木南央は1曲目の『線路は続くよ、どこまでも』の選曲に触れ、「みなさんの心に各駅停車したいと思います」と話すも、「私だったら特急で通り過ぎる」と指原に一蹴され、客席から笑いが起こる場面も。

　続いて、様々なユニット曲やAKB48グループメドレー、HKT48では初となるダンスパフォーマンスタイムなど、目まぐるしく展開するセットリストに会場の盛り上がりも最高潮に。公演終盤には、9月24日に発売されるHKT48の4thシングル『控え目I love you！』をはじめ、収録曲をライブ初披露。今回、グループで初めて結成された、荒巻美咲、駒田京伽、坂口理子、栗原紗英、神志那結衣のユニット“ブルーベリーパイ”もお披露目された。

　初の全国ツアー初日公演を終えた指原は、「石川県からツアー初日をスタートでき、初めての北陸での公演はとっても不安でしたが、皆さんの元気に後押しされてすごくいい公演、いい思い出になりました。ありがとうございました」とコメント。『控えめI love you!』でセンターを務める兒玉遥は、「今回もHKT48は新しいことに挑戦しています。是非たくさんの方に見て頂いて、HKT48の良さをもっと幅広く知っていただけるような全国ツアーにしていきたいです」と意気込み、「新曲『控えめI love you!』でHKT48を知る方も多いと思うので、気になった方は是非ツアーでお邪魔するお近くの会場まで足を運んでいただけたら嬉しいです」と呼びかけた。

　また、先日行われたじゃんけん大会でAKB48の38thシングルでWセンターを務めることがサプライズ発表された宮脇は、「初めて訪れる石川県の方に、今日はたくさんお越しいただいて、すごく嬉しかったです。まだHKT48の公演をご覧になったことがない方にも今回の全国ツアーで会いに行けると思うとすごく楽しみです」と公演を振り返り、「これから、このツアーを通してもっともっとHKT48を知っていただき、“HKT48のコンサートは楽しい！”と思っていただけるよう、これから頑張っていきたいと思います」と抱負を語った。

　アンコールでは全員で2ndシングル『メロンジュース』を披露し、大盛り上がりでツアー初日を終えた。同ツアーの次回公演は、9月28日に岩手県民会館で開催される。

　なお、10月1日発売の『デ☆ビュー』11月号には、9月24日に発売されるHKT48のニューシングルで初の選抜入りを果たした山本茉央、神志那結衣、栗原紗英がインタビューに登場する。