大河ドラマ『軍師官兵衛』で、官兵衛の幼少期と息子役を演じ、脚光を浴びた子役の若山耀人が、大阪松竹座で行われる「十月花形歌舞伎」『GOEMON石川五右衛門』で、歌舞伎デビューすることが明らかになった。

　片岡愛之助と歌舞伎初出演となる今井翼の競演でも話題の同作は、稀代の大泥棒として誰もが知っている石川五右衛門が、実はスペインの宣教師の血を引く赤毛のハーフでフラメンコも踊れるという奇想天外な設定で、2011年、13に上演された。

　今作が、初舞台となる若山は、愛之助演じる石川五右衛門の幼少期『友市』役（Wキャスト）で、歌舞伎とフラメンコに初挑戦。こうした新作歌舞伎の大役への抜擢は異例で、今井翼とのフラメンコ競演もおおいに期待される。

　「十月花形歌舞伎」『GOEMON石川五右衛門』は、10月3日（金）〜27日（月）まで、大阪松竹座にて上演される。