俳優養成機関「VOATアクターズスタジオ」が、第4回本公演『大きな木の下で〜あの頃俺らの毎日はウザいくらいアツかった』を、8月29日〜31日恵比寿エコー劇場で開催した。

　VOATアクターズスタジオで学ぶ俳優・女優たちが出演する同公演は、「この当たり前の日々が、いつの日か、奇跡だったと感じる日が来るかもしれない」という言葉から生まれた、「奇跡の時間３部作」の第1作の再演だ。振り返ることすら忘れるくらいか?むしゃらて?一生懸命な時間を 「奇跡の時間」と称し、花言葉を使った連動性のあるストーリーを、
観る人が、それぞれの役に自分の青春時代を投影し、郷愁を感じさせると同時に、今を生きる元気も与えてくれる作品となっている。

　これからの若き俳優たちが、多数ダブルキャストで出演し、それぞれに見せ場も用意されている舞台。俳優たちにとって大きな経験となるだけでなく、起用するサイドへのプレゼンテーションにもなるはずだ。これからの飛躍に期待したい。