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2014/09/10 18:51
若手俳優・山崎賢人が来年春のNHK 連続テレビ小説に抜擢!
若手俳優・山崎賢人がNHK連続テレビ小説『まれ』の新キャストとして発表。8日に行われた会見にてお披露目がされた。
来年春から放送が予定される第92作目となる本作『まれ』は、“里山・里海”の豊かな自然の中で独自の伝統や風習が息づく石川県能登地方が舞台。幼い頃この地に越してきた・希(まれ)は、一度は堅実な公務員の道を選ぶも、本当の夢である世界一のパティシエになるため奮闘。やがて能登に小さな店を開くことに。故郷の「青い鳥」になっていく希の姿を描く。
すでに希役の土屋太鳳は7月の時点で発表。会見で土屋は「前回の発表会見のときは、合格発表みたいな気分だったんですけど、今回は入学式のような気分。しっかり修行します」とデビュー以来切ることのなかった髪をバッサリ落とし気合いをみせた。
そんな“希”が移り住む能登で出会い、ともに成長していく幼なじみの同級生・紺谷圭太役に山崎賢人が抜擢。山崎といえば、今年4月に公開された映画『L・DK』はじめ、ドラマ『チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮』ではキーパーソン的役割を担い、『弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』(江波戸光輝役)で野球部員を演じたかと思えば、現在放送中の『水球ヤンキース』では、水球部選手として水着姿を披露するなど注目株の俳優だ。10月31日より上演される舞台『里見八犬伝』では、初舞台ながら主演の大役を務めるべく、目下、殺陣の練習中。
そして本作『まれ』では、輪島塗職人の卵・紺谷圭太を演じる。頑固一徹で輪島塗を語り出すと熱くなり止まらない夢へまっすぐな男のコ。会見では「圭太は不器用だけれど夢に向かってまっすぐ、ひたすら努力していくすごい熱い役。1年近くの撮影で丁寧に圭太という役を作っていきたいと思います。みなさんに素敵な作品を届けられるように頑張ります!」と意気込み。ちなみに会見の前日が20歳の誕生日だったということで、顔合わせでケーキのお祝いがされたことが話されると山崎は照れた笑みを見せていた。
山崎の起用理由について高橋 練制作統括チーフプロデューサーは「山崎さんはオーディションの中で、『彼が圭太くん』と満場一致に近い形で決まりまして。今風なコと思っていたんですが、もちろん今風なところもあるんでしょうけど、熱いところを持ってるコで。オーディションではそれを芝居だけでなく、言葉としてもアピールしてくれたんです。それこそ『祭りのためなら、脱いででもやりますよ』っていうところもあったりして。そういう彼の魅力を、ぜひそのまま活かしたいなと」と説明。役柄にピッタリで期待したいと太鼓判を押していた。
今年だけでも野球、水球、殺陣、そして輪島塗と作品ごとに次々とその才能と努力の様を見せる山崎。記念すべき20歳最初の大きな発表となった本作ではどんな“圭太”を見せてくれるのか期待が高まる。
これから始まる撮影について山崎は「希ちゃんはパティシエ、圭太も輪島塗りの漆職人と“夢”というお互い共感が持てるから仲良くなるじゃないですけど、そういう部分だったり、田舎だからこその学生の雰囲気とか仲良い感じを出して行けたら」と、期待に胸を膨らませていた。
「ちなみにドラマの中では、2週目で同級生たちが出てくるんですが、みんなで輪島大祭という1年で1番大きな大会で“キリコ”(切子灯籠の略。祭で担がれる巨大な灯籠)を担ぐというのがあって。塗師屋さん、弥太郎(圭太の祖父)さんのところにあったキリコを圭太くんが中心となって修理して、みなで夏祭りで盛大に担ぐというストーリーなのですが、10月のロケで地元の方たちと盛大に再現して撮影したいと思っています(高橋制作統括)」と、クラクイン早々、放送早めに最初の大きな山場がありそうだ。まずはこの輪島大祭を楽しみにしたい。
連続テレビ小説『まれ』は、平成27年3月30日より放送予定。
(※山崎賢人の「崎」はつくりの上が「立」)
(※『L・DK』の・はハート)