映画『L・DK』（公開中）、ドラマ『弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』（日テレ系、毎週土曜夜9時〜）と話題作への出演が続く俳優・山崎賢人がファースト写真集『現在地』を発売。都内で開かれた発売記念握手会に出席した。

　山崎賢人は、2010年にドラマ『熱海の捜査官』で俳優デビュー。2011年には『管制塔』で映画初出演ながら初主演を務め、その後も映画『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』や『リアル鬼ごっこ3』、『アナザー Another』、『今日、恋をはじめます』など話題作に出演し、2013年放送のドラマ『35歳の高校生』でさらに注目を集めた。2014年にはドラマ『チーム・バチスタ4　螺鈿迷宮』や、『弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』、映画『L・DK』など出演作が続き、さらに人気・実力を獲得している若手俳優だ。

　その人気ぶりは高く、都内で行われた今回の写真集『現在地』発売記念握手会は即座に発券枚数2000人に達し、急きょ大阪でのイベントも決定。さらに、大反響につき、発売後約3週間で異例の重版も決まった。

　そんな2000人ものファンとの握手会を前に山崎は「ほんとにビックリしてます。普段ファンと触れ合うこともないし、これだけたくさんの人と会って話をするのは自分も緊張しますね。握手会はデビュー当時に一回だけありましたけど、そのときはまだ全然でした（苦笑）」と19歳らしい顔。しかし「これだけいろんな人に知ってもらって、いろんな作品を観てもらって。ブログのコメントを読んでいると『この作品のこの役が良かった』『明日から頑張れます』とか書いてあると、観てくれてる人の気持ちを動かすことが、少しでもできたんだなって思って自分も嬉しいですね。励みになります。そういう人たちがいるからこそ自分たちがやっていけるとこがあって、そこが大きいので」としっかりと大人な意見も。

　そんな大反響の『現在地』は、山崎の10代最後の姿を投影させた思い出アルバム。「普段の自分を見てもらいたいなって思って、『現在地』っていうタイトルも今だからこそ見せれる顔を見てもらえたらなと」と想いを語った。撮影は4日間で行われ「森林とか雪山とか自然に触れる機会が多く、楽しかったです」と、雪山で遊ぶ姿や入浴シーンなどの“素”を感じられるものから、“役者”の顔などさまざまな表情が収められている。

　さらに幼少期の秘蔵写真やこれまでの半生を振り返るヒストリーも掲載されており、山崎を知れる一冊。「やっぱりどの時期も楽しかった思い出はありますけど、8年間サッカーやってたので自分の人生の中ではサッカーの占める割合が多いんですよね。そこで集団生活の中での大切なことを知れて、作品作りもみんなでひとつの目標に向かって成し遂げる部分は一緒ですし。クラブチームでサッカー以外の部分、人間として大切な部分を学びました」と大人びた表情を見せた。

　ほかにも、ファンから寄せられた質問に答える100問100答企画など読みごたえ満載。その中で「好きな女性のタイプ」について「よく笑う子」と答える山崎に記者から「結婚は？」と尋ねられると「結婚は全然考えたことないです。30歳までにできたらなとは思いますが」と照れた笑顔を見せていた。

　今後は「自分の役が作品の中でちゃんと生きてて、自然といられるようになりたいですね。深みのある人、カッコイイって思われるような役者になりたい」と語り、「学生の役が多かったんですが、スーツとか、侍の恰好とか、学生服じゃない衣装を着たいですね。殺陣もやりたい」と夢を膨らませた。

　「今まで応援してくれた人にも、もちろん見てほしいですが、この写真集が自分を知ってもらえるきっかけになればいいなと。19歳の今の素顔、今までの生い立ちや今まで自分が役者としてやってきたことを話しているところもあるので、いろんな人に見てもらいたいです」とPR。大阪でのイベントについても「関西でも応援してくれてる人がいるし、そこに行ってイベントができるのがすごく嬉しいです。この機会を大切にしたいと思います」と目を輝かせた。

　山崎賢人ファースト写真集『現在地』（ワニブックス・2100円＋税）は現在発売中。発売記念握手会in大阪についての詳細は、ワニブックスHP（http://www.wani.co.jp/）または、山崎賢人ブログ（http://ameblo.jp/kento-yamazaki/）で発表。


　※山崎の「崎」は「立」