民族大移動系アイドル・小桃音まいが、自身のバースデーワンマンライブを24日、原宿アストロホールで行なった。ライブでは「まいにゃwithシャッフルシスターズ」名義でリリースする新曲『パレード・イリュージョン』を、名古屋のアイドル・DIANNA☆SWEETの若葉愛・ジュリア萌・鈴木杏実とともに初披露した。

　24回目のバースデーに掛けて、『24』のジャック・バウアーのものまねでおなじみ、どきどきキャンプが出演する豪華（？）オープニング映像でライブスタート。オープニングナンバーの定番『キラリ☆』の歌いだしから、会場はピンクのサイリウムでいっぱいになった。

　「小桃音推しのＴシャツがいっぱい！　対バンライブではここまで小桃音Ｔシャツだけで埋まることはないから」と感激しきりの小桃音。年間300以上のライブに出演していても、ワンマン、それも年に1度のバースデーライブへの思い入れはひとしおのようだ。この後も曲数が少ない対バンではあまり組み込まない『恋愛サーキュレーション』や『Magic kiss』などのミドルテンポの曲も披露し、ファンを沸かせた。

　ＭＣでは誕生日当日の午前０時を迎えた時の状況について、「誰かからメールが来るかなと思ってスマートフォンを握り締めて待ってたんですが、０時ちょうどに来た連絡は…ゼロ件でしたー（笑）。でも全然来なかったわけじゃないんですよ！　私も少ないけどお友達がいて、伊藤桃ちゃん、アフィリア・サーガのルイズさんから来たんですよ〜」とエピソードを公開。ＭＣが終わると、思い出したように「次が最後の曲だったんです」と終了のお知らせ。「今回24曲やるって言ってたんですが、曲が多すぎて入らないので、ものすごく長いメドレーにしちゃいました！」と人気曲満載のメドレーで駆け抜けた。

　アンコールでファンとの絆がテーマの『Yeah yeah yeah!』を歌うと、今度はオレンジのサイリウムでフロアが埋め尽くされた。「オープニングのサイリウムもキレイだったんですけど、まさかもう一回来るとは思わなかったので、ホントに嬉しいです。オレンジのサイリウムにあわせて、新衣装に着替えてきました！」と、ハットやハートマークが付いたキュートな衣装に身を包んだ小桃音はゴキゲンな表情。

　そして「ライブが始まる前までは、お誕生日を迎えている気分もなかったんですが、でもこうやってみんなとワンマンをして過ごすと、今年も誕生日が来たんだなあって思います。23歳の1年は、ファンの皆さんに支えてもらって、いろんなことをやらせてもらって、ホントに楽しい1年になったので、今年はもっともっと皆さんのことを楽しませられるように、頑張ってもっともっと楽しいライブをしていきたいし、もっといい報告もできるようになりたい。24歳の小桃音も応援してもらえると嬉しいです」とゆっくり語りかけた。

　その「いい報告」の一つとして、メジャーサードシングルの発売が決定したことを発表。さらに「新曲はテレビアニメ『怪盗ジョーカー』のエンディング曲になっているんです！」とタイアップ付きでのリリースであることも発表した。リード曲は「まいにゃwithシャッフルシスターズ」としてのリリースであり、小桃音が「シャッフルシスターズのみんなー！」と呼び込むと、オープニングアクトに出演した名古屋のアイドルユニット「DIANNA☆SWEET」から　まな、あずみ、もえの3人が登場。

　小桃音と一緒にＣＤを出すと聞いたときは「メッチャびっくりしました」という３人。小桃音も新曲初披露とあって「緊張する〜」といいつつ、「ドキドキの新曲を初披露したいと思います。力を合わせてがんばろうね！」と、にぎやかで楽しいダンスが印象的な『パレード・イリュージョン』をパフォーマンス。ファンからは初めて聴いたにも関わらず、大きなコールと歓声が沸き起こった。

　続いて再びソロで、「BPM180超え」という最速のテンポのカップリング曲『ちんぷんかんぷんぱぴぷぺぽん』も歌唱。ラストに向けて、メジャーデビュー曲『BANG BANG 鼓笛サンバ』など、ファンとともにフラッグを振り回せる曲で大団円を迎えた。

　「24歳の最初の一日を、みんなと一緒に楽しく過ごすことが出来ました。ありがとうございます！　23歳までの泣き虫な小桃音にさよならして、24歳からはしっかり者として生きていきたいなと思います」と宣言。ファンと一緒のバースデーワンマンライブの幕を下ろした。

　なお、９月１日発売の月刊デ☆ビュー10月号では、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2014』で行なわれた『デ☆ビューっ子フェスティバル』の模様をレポート。トークイベントの模様や、小桃音まいの貴重なデビュー前の写真なども公開されている。