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2014/07/11 12:51
「ラッキーは苗木くんをやらせてもらえること(本郷)」 舞台版『ダンガンロンパ』製作発表会見
大ヒットゲーム原作の舞台『ダンガンロンパ THE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生〜』の製作発表会見が行われ、主演を務める本郷奏多をはじめ各主要キャラクターを演じる俳優陣らが集合。10月29日に始まる舞台に向けて意気込みを語った。
シリーズ累計60万本の売り上げを誇る同名の大ヒット推理ゲームを原作とした本作。超高校級のエリートのみが入学できる私立希望ヶ峰学園を舞台に、個性豊かなキャラクターたちが突如学園内に閉じ込められ、脱出をかけた“コロシアイ”と犯人解明の“学級裁判”を繰り広げる。昨年夏にはTVアニメ化もされた『ダンガンロンパ』。原作ゲームの企画・シナリオを手掛けた小高和剛氏がシナリオ監修として関わることもあり、ファンも期待を寄せている。
主演を務める本郷は「僕自身この原作のゲームがすごく好きでプレイしていた作品だったので、お話をいただいてすごく嬉しかったです。素敵な舞台になるよう一生懸命尽力させていただきます!」と語尾を強めた。ほかにも本郷と同じく原作からの大ファンという共演者も。特に神田沙也加(超高校生級のギャル・江ノ島盾子役)は原作・アニメの熱狂的なファンであり「ゲーム、アニメともに大好きで、舞台化がやっときたなという感じです。私と『ダンガンロンパ』の世界が何か交わることがあれば、舞台しかないと思っていました」と心待ちに。
大人気ゲームということで霧切響子役の岡本 玲も「『ダンガンロンパ』はもちろん知ってはいたんですが、お話をいただいてからアニメなどを観させていただいて。こんなに面白いものを舞台にするなんてと驚きとプレッシャーとで。でも楽しみな気持ちでいっぱいになっています。本番に向けて役作りを頑張ります」と気を引き締めた。
そして、重責かかる舞台演出を担当するのは、お笑い芸人NON STYLEの石田 明だ。「舞台演出デビューです。原作がもともとも面白いものなので、ガッカリされないように、いい意味で期待を裏切って、いい意味で『ダンガンロンパ』の良さを受け継ぎながら、ゲームにもアニメにもなかったものを感じさせることができたら」と意気込んだ。
ちなみに石田は演出のほか、声優で俳優の松風雅也とのWキャストで超高校級の占い師・葉隠康比呂役として出演も。「皆さんが思っていることがすぐわかります、占い師役なので。Wキャストの松風さんが本人の役でいるのに、『なんでお前もやねん』ってことですよね」と役者については恐縮しきり。
松風は声優としてゲーム、アニメにて葉隠役にて主演し、舞台版でも引き続き葉隠役実写版を登板。「ゲーム原作からの出演なので、役作り的なものは大丈夫かなと思っているんですが。先ほどカツラを合わせてみたら、共演者の方に苦笑いされてしまって。なので、本番までにはこのカツラがしっくりくるようにカツラ合わせを頑張りたいと思います」とまた違った意気込みを見せていた。
原作でも証言や証拠を弾丸に見立てて、矛盾した発言に打ち込み真相を暴いていく“ハイスピード推理アクション” とされる“学級裁判”シーン。井上は「NON STYLEの漫才もハイスピードが特徴のひとつ。まさにダンガンスピードでどんどん、ロンパし合う高速のキャッチボールの連続なんです。なので、そこは自分の漫才は活かせるかなと思っています。漫才で培ったものも活かしながら、さらに巧妙にかつ面白さも増せれたらなと」と自信のコメント。
また役柄である超高校級の幸運を持つ・苗木 誠役の本郷に「最近のラッキーエピソード」の質問が飛ぶと、「苗木くんをやらせてもらえることじゃないですかね」と返答する本郷に「く〜〜! 見事な答えです! はい、みなさんメモってメモって!(石田)」とちゃかし、学園長のモノクマぬいぐるみを本郷が持つと石田は「シャッターチャンス、シャッターチャンス!」とカメラマンにリクエスト。「じゃあ撮っている間に僕の不運エピソードを。受けてもいないバイトの不採用通知が届いたことがあります」と本業のお笑いも忘れない石田らしい会見となった。
会見最後にはサプライズとして、神田演じる江ノ島盾子役ビジュアルも先行公開。今後も公式サイトにて、毎週金曜日に各キャラクタービジュアルが順次公開されていく予定だ。『ダンガンロンパ THE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生〜』は10月29日より日本青年館大ホールにて上演。公式サイトはhttp://www.cornflakes.jp/dangan/。