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2014/05/26 13:41

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「プロダンサー育成は技術より人柄」パパイヤ鈴木語る

今回初めて本格的な後進の育成に乗り出すパパイヤ鈴木。(C)DeView
今回初めて本格的な後進の育成に乗り出すパパイヤ鈴木。(C)DeView

 パパイヤ鈴木と言えば、最近もAKB48の『恋するフォーチュンクッキー』を日本全国に流行らせた、指折りの人気振付師であり、自らおやじダンサーズを率いてステージに立つパフォーマー。そのパパイヤ鈴木が、この度ダンサーの養成機関「JOB Training School」の開校を発表。初めて本格的に後進の育成に乗り出した。

 もはや一過性のブームではなく、日本の文化として定着した感があるダンス。プロダンサーを目指し、ダンススクールなどでスキルを磨く若者たちも多いが、「ただダンスが上手いだけではプロにはなれない」とパパイヤは提言する。

 「プロダンサーになるには人間性が一番大事で、ダンスの技術は二の次です。人間性とは、その人の心構えや見た目の部分ですね。HIPHOP系の男性の中には、“悪い、怖い、汚い”といったダーティーなイメージの人もいるかもしれないけど、仕事をする上では、まず相手に良い印象を与えないといけません。見た目が汚かったりすると、テレビ局や舞台関係の方から『一緒に仕事をするのも嫌だ』と思われてしまいます。そして時間を守ること、挨拶をすること、楽屋をきれいに使うこと・・ダンス以前に、こうした社会人として当たり前のことができていないと、プロとして長く仕事を続けていけません」

 パパイヤ曰く、プロダンサー志望者に求められる条件は、「人間性が6割、ダンスの技術が2割、ルックスが2割」だという。
「ダンスの技術は後から磨けばいい。ダンスが下手でも性格の良い子だったら、こちらも『何とかしてあげたい』と思いますから。なおかつ素直であること。素直な子は、注意されたことをちゃんと直すから伸びやすいんです」

 そんな彼の所属事務所・プランチャイムでは、スタッフが若手ダンサーたちの“人間性”を徹底的に指導。「普段のしゃべり方やご飯の食べ方まで厳しく叱ったりします」という。
「芸能界ではダンサーに対する評価はまだまだ低いですが、こうした評価を変えていくのは、現在活動しているダンサー一人ひとりの人間性だと思います」

 そうした指導の甲斐あってか、プランチャイムには人間性の優れた若手が着実に育っているようだ。たとえば、同社所属の若手ダンスユニット・KoRock(コロック)のメンバーは、こんな話をしている。「昔からダンサー=柄が悪いというイメージはありましたが、僕らはそう思われたくはなかった。だから、中学・高校時代は学校の勉強もちゃんとやりましたよ」

 “ダンサー=悪い、怖い、汚い”というのは、過去の誤ったイメージにすぎない。これからのダンサーは“人間性”と“素直さ”がキーワードになることだろう。

 なお、現在発売中の『デ☆ビュー』6月号に、パパイヤ鈴木が登場。JOB Training Schoolの募集情報についても掲載している。

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