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2014/04/30 22:11
HKT48、全国単独アリーナツアースタート!「ひとりでも多くファンになって」
2014年1月11日からスタートした九州7県ツアー『HKT48九州7県ツアー〜可愛い子には旅をさせよ〜』の追加公演として29日より、千葉県・幕張メッセを皮切りに、HKT48初の単独アリーナツアーがスタートした。
公演直前の取材に指原莉乃は「ひとりでも多くの方にHKT48のファンになってもらいたいという気持ちで、九州ツアーを皆でやってきました。アリーナツアーでは、ぜひこのパワーを関東の皆さんに見ていただきたい!」と力を込め、兒玉遥も「全国に向けて今、HKT48は団結して頑張っています。全国の皆さんに愛されるグループになりたい」と意気込んだ。
1曲目の『青春ガールズ』から、メンバーがステージ上だけでなく、後方のスタンド席からも登場するサプライズ演出。あまりの変化球に「目の前のお客さんが、全然(登場したことに)気付かないんですよ!(笑)」というのはご愛嬌だが、3曲目の『会いたかった』で早くもトロッコが客席内を疾走すると、約6000名のファンも大歓声。最新シングル『桜、みんなで食べた』で、会場が桜色のペンライトに染まるなど、序盤で一気に「つかみはOK」状態に。
キャプテンの穴井千尋が「来たぜトーキョーッ!!」といつにないハイテンションで煽り、指原は「スタンド席まで悲しい思いをさせないのがHKTのライブです」と胸を張る。そのサービス精神は演出のみならずセットリストにも反映されていて、九州ツアーでも話題になった懐かしの名曲カバーで楽しませる。荒井由美の『卒業写真』やピンクレディーの『UFO』、早見優の『夏色のナンシー』、キャンディーズの『年下の男の子』など数々のヒット曲が飛び出し、指原がソロで披露したアン・ルイスの『あゝ無情』には、ゲストギタリストとして野村義男が参加、ファンもおなじみの合いの手で応えた。
公演中盤では、メンバーのキャラを活かした配役で『白雪姫』のパロディを上演。魔女役を演じたHKT48の“ボス”こと田中菜津美を「調子に乗ってる田舎の中学生」とイジるなど、毒舌ゼリフと歌が飛び交う寸劇にファンも大盛り上がり。白雪姫役の朝長美桜の「棒読みゼリフ」は会場の笑いと脱力を誘っていた。
AKB48グループメドレーでは、AKB48、SKE48、NMB48のほかSDN48の『GAGAGA』も含む全8曲を一気に披露。アンコールの最後に全員で熱唱した『メロンジュース』では、ホール内が緑のペンライト一色に。ファンとメンバーが一体となって作り上げたツアー初日は大成功のうちに幕を閉じた。なおこの全国ツアーは、5月2日(金)大阪城ホール、5月11日(日)日本ガイシホール(名古屋・2回公演)、7月13日(日)海の中道海浜公園(福岡・野外)と続いていく。