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2014/04/23 14:21
映画『ライヴ』は80年代角川映画へのオマージュ。現代の「薬師丸ひろ子」は!?
来月公開の映画『ライヴ』の完成披露試写会の舞台挨拶が、17日、都内で行われ、山田裕貴、大野いと、入来茉里らキャストと井口 昇監督が登壇した。井口監督は、今回の作品のキャスティングに込められたある秘密について、舞台挨拶で初めて明かした。
山田悠介氏のベストセラー小説を映画化した同作。ある日突然家族を拉致された人々が、実在の小説『ライヴ』を手掛かりにしたデスレースに巻き込まれてしまう、という奇想天外なストーリーだ。
この作品はKADOKAWAの製作・配給だが、角川映画の大ファンの井口監督は、今回の作品のそれぞれのキャストが、70〜80年代の角川映画のキャラクターへのオマージュになっていると、舞台挨拶で明かした。
主人公・直人を演じた山田は『人間の証明』の松田優作、ヒロイン役の大野は、80年代の角川映画のアイドル・薬師丸ひろ子と、さらに『野獣死すべし』の時の松田優作だという。二人はかなりとまどいながらも「うれしいです」と喜びを表した。また劇中、新体操を使ったアクションを見せている入来は「アクション担当なので志穂美悦子さん」(井口監督)とのことだ。
このほか舞台挨拶では、やはり角川映画でおなじみのキャラクター・金田一耕助に扮したカラテカ矢部が登場し、微妙な笑いを巻き起こした。
最後に作品の見どころとして「直人は最初ダメなヤツですが、極限状態の中、いろんな人と出会い、成長していく姿を見てほしい」(山田)、「今年一番の胸キュン映画」(大野)、「ハリウッドに負けないエンターテインメント大作です!」(入来)と、アピールした。
映画『ライヴ』は5月10日より、ヒューマントラストシネマなどで公開。