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2014/04/09 12:11
注目の新人アーティストを生ライブでチェック!『oricon Power Push Live』開催。
オリコン主催の新しい音楽イベント『oricon Power Push Live』が3月29日、アリオ西新井にて開催。2月に初開催され、今回で2度目となるステージでは、前回より大勢のファンが集まり、超フレッシュなアーティストとともにライブを楽しんだ。
「次代を担う新人アーティストの育成が、音楽業界の発展には欠かせない」という、オリコングループの理念を形にした『Oricon Sound Blowin’』開催からすでに10年以上。これまで、西野カナやJUJU、UVERworldなど、現在大活躍中のアーティストも新人時代にこのステージを踏んだ、新人アーティストの登竜門的イベントにもなっている。そんな『Oricon Sound Blowin’』の精神を受け継ぐ新イベントが『Power Push Live』。イトーヨーカドー全面協力のもと、オリコンがプッシュする注目の超新人アーティストが毎月ライブを展開していく。
新人アーティストではあるが、ブレイク必須との呼び声も高いだけにこの日のライブも第1回目同様に開店前から列ができる盛況ぶり(ライブスタートは14時〜)。そんな中トップバッターでステージに登場したのは沖縄県出身の実力派シンガーソングライター・Suzuだ。黄色いTシャツにジーンズとラフな格好に「ハイサーイ!」とフラットなスタイルが魅力のSuzuは、まずはテイラー・スウィフトの『We Are Never Ever Getting Back Together』のカバーからスタート。大人気番組『テラスハウス』(フジ系)の主題歌で馴染みのある曲を、ギター1本で弾き語り。のびやかな声に大勢の買い物客が足を止め、いつの間にかステージの周りには大きな人だかりができるなど、その実力を見せつけた。
さらに優しい歌声からゆっくりとテンポアップする『you can do it!』に、メジャーデビュー曲『step by step』が披露され、会場からの手拍子も加りさらに賑わい。『未来地図』では「小さいことでも絶対誰にも夢があると思うんです。私もシンガーソングライターへの夢がありましたが、周りから“無理”と言われたり、ときには“心に何も感じられない”と言われたことも。そんな挫折しそうなときに書いた曲です。皆さんも夢を諦めないでください」と語り、自身の実体験からあふれ出す歌詞に、観客も聴き入るように見つめていた。最後は、コップと手拍子でリズムを取りながらアカペラで歌うSuzuの特技“カップス”も披露され、前回よりも笑い顔が増えたステージングを見せてステージを降りた。
温まった空気の中、次の登場したのはガールズ・ポップグループ“Ring-Trip”。本格的に歌やダンスレッスンを積んできた音楽系専門学校出身の松下亜樹、山本香澄、賀澤りえ奈からなる3人組グループ。で“音楽コンテンツ×地域交流の融合”をコンセプトに掲げ、旅・観光・地域交流をフックにしたさまざまなアーティスト活動を行うRing-Trip 。
1曲目『DREAMIN' PARADE』は、コンセプトにも合った空に飛んでいくような、旅に出たくなる曲で一気にRing-Tripの世界へ引っ張り込む。「ぜひ一緒に楽しんでください」と挨拶があった曲は『Baby I Need You』。爽やかな衣装にちょっと懐かしいメロディが特徴で、最後はデビュー曲『風のメタモルフォーゼ』(4月16日発売)を披露して終了。3人の緊張が観客にまで伝わるような前回のライブが初ステージだったメンバー。今回までに、ハワイで開催されたホノルルフェスのステージも経験したことで大きな成長を見せ、「もうちょっと皆さんの顔を見たかったんですが、時間も迫ってきましたので……(あき)」と余裕あるMCと、緊張よりも楽しさが伝わるステージとなった。
最後のトリを飾ったのはEBiDAN TOKYO 39だ。スターダストプロモーションが手掛ける若手俳優集団・恵比寿学園男子部「EBiDAN(エビダン)」の研究生グループ。実はこの日はレギュラー番組『EBiDAN』(TOKYO MX)で出された3曲の課題曲から、CDリリースを賭けダウンロード配信をしていた投票結果発表も行われ、マネージャーから「どの曲も素敵すぎて」と、3曲すべてのCD化が決定!
そんな盛り上がった結果発表を終えて、まずはこの日からCDリリースが開始された亜蓮、井上東万、高橋楓翔、悠斗、吉田仁人からなるユニット“EBi侍”の『ちゃんばらやばらば』が披露。番組内でのオーディションを勝ち抜きメインメンバーに選ばれた5人は、CDジャケットと同じ赤いライダースジャケットに、黒が映えるパーカーやTシャツ、バンダナがアクセントのキメ衣装で登場すると、“ちゃんばら”に合わせた刀を小道具に“粋”なパフォーマンスを見せた。今後リリースがされる仲間の大切さを歌った『Like a star』、けも耳(=動物の耳カチューシャ)をつけたちびっ子たちも登場する可愛らしいステージが魅力の『けもパン世界タイトルマッチ』ももちろん披露。会場からはそれぞれメンバーの名前が書かれたボードやサイリウムが光り、若さ溢れるアグレッシブなステージでファンを魅了させていた。
全組のステージが終わると、最後は3組揃って再び登場。それぞれ「楽しかったです!(Suzu)」、「たくさんの声援・手拍子ありがとうございました!(香澄)」、「すごく楽しかったです!」とステージを精一杯楽しめたようだった。