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2014/03/06 21:01
Berryz工房10周年記念ライブ。10年間でメンバーが最も誇れることとは!?
3日でデビュー丸10年を迎えた7人組アイドルグループ・Berryz工房が、記念コンサートをTOKYO DOME CITY HALLで開催。この10年間の人気曲を次々と披露したほか、メンバーそれぞれが10年間のエピソードや感謝の言葉を語った。「やめたいと思ったことも」「メンバーに嫌な思いもさせた」こともあったという10年間の活動を通して、メンバーたちが最も誇れることとは!?
ハロー!プロジェクトキッズからの選抜メンバーで結成、2004年に『あなたなしでは生きてゆけない』でデビューし、この日が10年目となったBerryz工房。開演前の記者会見で、メンバーたちはこの10年を振り返った。
熊井友理奈(20)は「この10年で身長が20cm以上伸びました。つんく♂さんからも『ここまで伸びるとは…』と驚かれます。このままスカイツリーを目指して頑張ります!」と話し笑わせた。
またバラエティでの活躍もめざましい“ももち”こと嗣永桃子(22)は、10周年にあたって「つんく♂さんに、改めて、なぜ私がBerryzのメンバーに選ばれたのか聞いたんです」という。「そしたら、Berryzは(ハロプロキッズの中で)能力に不安要素がある人を集めたと。そのメンバーがどれだけ成長して、音楽をクリエイトしていけるようになるかを見せたかったそうなんです」。これは他のメンバーも初耳だったようで驚きの声が。「だから、最初の頃はレッスンでダンスや歌もうまくできなくて、怒られるかもしれないと不安でした。今は『許してにゃん♪』で解決できるって学んだけど…」と話すと、キャプテン・清水佐紀(22)から「解決してません!」とツッコミが。
そんな嗣永、「このメンバーで、10周年だけでなく、100周年まで祝えるようなチームワークを発揮していきたいです!」と抱負を語った。
その後迎えたコンサート本番。序盤、プロデューサーのつんく♂からの手紙が披露された。特に、10年間ほぼメンバーチェンジがなく(当初から1名減で、新メンバーの加入はなし)、活動してきたことに「本当にすごい事だなと思います」と褒めた。
そんななか「そろそろ、ここらで、Berryz工房も、新メンバーを募集……」という、つんく♂の言葉にメンバー一同騒然! 「……したりせず、やって行こうと思うので」と続いた言葉に一同安堵のあと、「そういう“大阪ジョーク”、やめてほしい!」(嗣永)などメンバーから次々と非難の声が。だが「あなたたちのことリスペクトしています」の言葉に「こうして、つんく♂さんに認めてもらえるのは嬉しい!」と感謝の気持ちを表した。
ステージでは、最新シングル『大人なのよ!』『1億3千万総ダイエット王国』のほか、この10年間に発表した人気シングル曲を次々に披露し、場内をわかせた。
この日の公演は、今月1日から始まった『デビュー10周年記念コンサートツアー2014春〜リアルBerryz工房〜』の一公演という位置付けであるが、アンコールは特別仕様。デビュー曲『あなたなしでは生きてゆけない』、2nd『ファイティングポーズはダテじゃない』、3rd『ピリリと行こう!』を立て続けに披露し、ファンを喜ばせた。
ラストでは、メンバーそれぞれがこの10年間を振り返りつつ、メッセージを送った。「10年間よく続いたなと思います。飽きっぽい子が多いのに…。ケンカも多かったです」と振り返る夏焼 雅(21)。また徳永千奈美(21)が「最初の頃のレッスンはいつ披露するかわからないダンスの練習をしていたし、ただメンバーのみんなとシール交換をするのが楽しみでレッスンに通っていた感じで…」と語るように、決してモチベーションが高いわけではなかった。その小学生たちがBerryzメンバーとして成長し、もうすぐ全員が20代に。さまざまな経験を通して意欲を高め、武道館公演を行うグループにまでになった
「この10年、いろんなことがありました。やめたいと思ったこともあった」と打ち明けた菅谷梨沙子(19)は「家族、メンバー、ファンのみなさん、いろんな人に支えられて、ここまで来ることができました」と感謝の気持ちを表した。
また「昨日の夜、泣いたんですよ」と明かしたのは夏焼。「(3日の)00:00になった時、キャプテンからメールが届いて。内容を思い出すだけで泣けます。嬉しすぎて…」
そのキャプテン・清水は「10年間、同じメンバーでやってこれたことが誇り。私が一番年上でキャプテンとして、みんなに迷惑をかけたり、嫌な思いをさせたこともあったけど、一緒に突っ走ってきてくれて本当にありがとう! 支えてくださったスタッフのみなさん、ファンのみなさんに、これからもっと恩返しをしたいです」と最後に力強く誓った。