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2014/02/05 23:31
メジャーデビュー発表の愛乙女★DOLL、都築かなのバースデーライブ開催
6人組アイドルユニット・愛乙女★DOLLが、メンバー・都築かなの19歳の誕生日を祝うワンマンライブ『都築かなバースデーライブ2014』を2日、吉祥寺SEATAで開催した。
愛乙女★DOLL(らぶどる)は4月9日に日本クラウンよりメジャーデビューを控える、注目度急上昇中のアイドルユニット。都築かなは、2012年7月開催の『アイドル横丁夏まつり!2012 デ☆ビューアイドルオーディション』でスカウトされ加入。昨年12月にリリースした『蒼い空を望むなら』(オリコン週間9位)では、ソロパートや台詞も担当するなど存在感を増している。
この日は、ファンのほとんどが都築自身がデザインした生誕Tシャツを着込んで参戦。女子専用エリアも溢れるほどの盛況だった。1曲目の『蒼い空を望むなら』が流れると、フロアは都築のイメージカラー・水色のサイリウムで満たされる。その光景には都築も「裏にいるときから泣きそうだったんですけど、出てきてまず泣いた」と感激。
セットリストは生誕の主役が選曲するが、カバーメドレーでは、メロン記念日の『This is 運命』、BiSの『nerve』、アイドルカレッジの『いちごパフェ』をチョイス。アイドルファンがとにかく「沸ける」楽曲を並べ、ファンに楽しんでもらいたいという姿勢を感じさせた。メドレーからの『アイドルは続く!〜Wow war ,Revolution〜』『ビターチョコ・バレンタイン』と5曲連続で披露したメンバーは風呂上りのように汗びっしょり。都築も「自分でセトリ組んだんだけど、死ぬかと思っちゃった」と笑いながら全力パフォーマンスでファンの盛り上がりに応えた。
ソロのカバーメドレーは、『オレンジ』(釘宮理恵・喜多村英梨・堀江由衣)、『Fancy baby doll』(田村ゆかり)、『コンプレックス・イマージュ』(彩音)、『空色デイズ』(中川翔子)と、“アニオタ”らしく「アニソン縛り」に。ここでは「みんなが楽しんでくれるか不安だったんですけど、たぶんこの日しか好き勝手できないから…」と自分の趣味を通した都築。そのキャラクターを理解しているファンは楽しそうな彼女の姿に大きな声援を送った。
そしてらぶどる生誕ライブでは、オリジナルソロ曲を披露するのが恒例になっているが、都築はらぶどるにも曲を提供しているヒゲドライバー作詞・作曲の『S.N.I.』(ソーシャル・ネットワーク・アイデンティティ)を歌唱。本人曰く「エモい曲。AメロBメロは可愛くしてください、サビはカッコ良くしてくださいとお願いしました。テーマはネット。私はネットと結構関わりがあるので、その辺をまぜまぜして作っていただきました」。メンバーからの評判も「歌詞をみせてもらったら、かなっぽかった!」(佐野友里子)と上々。しかし、ノドの調子が完全ではなかったこともあり、悔し涙を浮かべながらのソロ曲初披露となった。
本編終了後、アンコールの「かなちゃん」コールで登場した都築は、ファンに宛てた手紙を朗読。「今まで1年半、辞めたいと思ったことが一度も無いのは、どんな日も都築に会いに来てくれる、一人ひとりの存在があったからです」とファンに感謝。自他共に認める“ネガティブ”思考だが「本当に私には何もなくて、まだここにいる意味も分かっていません。みんながいて、やっとここにいる意味があると思っています。みんなが私の成長したところを見て、喜んでくれたり、悔しいことを自分のことのように悔しがってくれたり、そういう姿がすごく嬉しくて励みになるのです。これからもそういう色んな気持ちを共有していきたいなって思います」と応援してくれるファンの支えに存在意義を見出していることを語った。
そして「『蒼い空を望むなら』で初めてソロパートを歌ったときの、みんなの顔が今も忘れられないのです。嬉しかったのももちろんあるけど、それ以上に強く、“ああ、私ここで終わりたくないな”って思いました。私は変わりたいです。変わろうとするとき、また悩んだり、迷ったりすると思います。そんなときまた、みんなの優しさにお世話になるでしょう。芯はブレずにがんばるから、これからも優しく、ときには厳しくずっとみていてくれたら幸せです。すこしでも皆が毎日をがんばって生きられる原動力になれていますように」と結んだ。
ソロで『100回のKISS』(松浦亜弥)を歌い終わると、ファンの主導でバースデーセレモニーがスタート。スタンディングの観客の間に「花道」ができて、ハッピーバースデーの歌とともに大好きなポケモンのモンスターボールをかたどったケーキが登場。「ウパーですよ!」とテンションが上がり、ファンが作成した『全国版ヲタク図鑑』を抱きしめ、幸せそうな表情を浮かべる都築。
メンバーからもお手製の色紙がプレゼントされ、メンバー一人ひとりから「かなはらぶどるに必要な存在なので、一緒にがんばって行きましょう」(佐野)、「かなの声が大好きで『嫁コレ』のアプリでめっちゃやりこみました(笑)。“世界一可愛い”って言うキャラだけど、ホントに可愛いので自信を持ってね」(芦崎麻耶)「いつもおしゃべりしてくれてありがとうございます。もっと仲良くなりたいんです」(ハルナ)「頑固でネガティブなところもあるんですけど、それも良さとして自分の意志を貫いてほしい。かなは絶対に必要な子です。らぶどるにいるという誇りをもって活動してほしい」(岩崎夢生)「かなとはとても負けず嫌いなところが似てる。努力家で、私にとって刺激になる存在なので、一緒にらぶどるを盛り上げて行きたい」(愛迫みゆ)と、メッセージが送られた。
最後には、オーディションの際にも歌唱したゆかりの深い『GO!MY WISH!!』を全員でパフォーマンス。満足そうなファンを見やり、メジャーデビュー発表後初めての生誕ライブを無事に終えた幸せを噛み締めていた。
なお、現在発売中の月刊デ☆ビュー3月号(オリコン・エンタテインメント刊)の巻頭グラビアに愛乙女★DOLLが登場。この雑誌のお渡し会イベントが、2月9日12時よりHMVルミネ池袋にて開催される。