桐谷美玲の主演舞台『飛龍伝21 〜殺戮の秋〜 』が、5日（土）に青山劇場にて開幕。初日公演を前に、桐谷をはじめ主要キャストが会見に出席し、舞台への意気込みを語った。

　同作品は、2010年7月10日にこの世を去った、つかこうへい氏の代表作。これまで名だたる女優たちが演じ続けてきた『飛龍伝』の主人公・神林美智子役。初代・富田靖子、2代目・牧瀬里穂、3代目・石田ひかり、4代目・内田有紀、5代目・広末涼子、6代目・黒木メイサ――そして、今回7代目・神林美智子には桐谷美玲が抜擢された。

　主演を務める桐谷は、「7代目といわれることはプレッシャーだけど、先輩と比べてもしょうがないので、私のやれることをやろうと思っています」と話し、「あっという間に初日迎えることになりましたけど、今まで一生懸命稽古してきたので、それを出せばいいものができると思うので、楽しんでやりたいなと思います」と自信をのぞかせた。

　そんな桐谷に対して、共演者の深海からは「戦うシーンがたくさんある舞台なんですけど、美玲ちゃんがその時に宙返り的なことをやるんですよ。そこがスゴイんです！ やってみたい私もそれ！と思いました」と話し、広海からも「普段の美玲ちゃんじゃ絶対にありえないんだけど、すごく陰険なシーンがあるの。みんな共演者の間で、あそこがすごく上手って話題になっている。ガラ悪くもないし、陰険でもないのに、演じているときは、本当に陰険に見えるからそこはすごく見どころ！！」と賞賛。

　すると桐谷は「胸ぐら掴んで突き飛ばしたりしてます」とニッコリ。さらに深海・広海が「桐谷さんが女性ひとりのハズなのに、いい意味でわかんないくらい紛れるの。稽古中、5分とかの休憩とかで、男性と一緒に地べたに寝ちゃうの。あたしたちは、それはできないわっ!!って。少なくともオカマよりは男らしい女性」と語り笑いを誘った。

　舞台の見どころについて質問が飛ぶと、細貝圭は「見どころは…全部です!!」と話し、中河内雅貴は「歌って踊っている姿とかって、あまり見れないじゃないですか？ なので、生の舞台で桐谷美玲が歌うっていうのは見どころです」とコメント。すると、深海は桐谷の歌声を「歌がめちゃくちゃアニメ声ですごく可愛いの!!」と絶賛。

　最後に桐谷は「とにかく熱い芝居を熱い仲間と一緒に作り上げました。観てもらえたら、何か胸に刺さるものがあると思います。本当に全員一生懸命やっています。そして、今まで見せたことのない、桐谷美玲も見れると思うので、ぜひみなさん観て下さい」と笑顔でアピールした。

　舞台『飛龍伝21 〜殺戮の秋〜』は、10月5日（土）〜20日（日）まで青山劇場にて上演中。なお、現在発売中の『デ☆ビュー』11月号の『STAGE BOYS 名鑑』にて、細貝圭＆橋本汰斗＆伊藤祐輝のインタビューを掲載。同舞台の見どころ等を語っている。