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2013/08/09 15:31

デビュー

舞台『ZIPANGパイレーツ』上演スタート!

現代に降り立った海賊と映画クルーの運命は…? (C)DeView
現代に降り立った海賊と映画クルーの運命は…? (C)DeView

 東池袋あうるすぽっとにて8月7日より公演が始まった舞台『ZIPANGパイレーツ』がゲネプロを行い、本番と少しの違いもない力強く熱い芝居を、松田凌、小谷嘉一、野久保直樹ら出演者たちが演じ切り、関係者たちの胸に感動を呼んだ。

 沖ノ鳥島から南へ15キロほど行った、断崖絶壁に囲まれた地図に無い弧島・九鬼那島(くきなじま)に、映画撮影クルーの面々が足を踏み入れる……。 映画のタイトルは『ジパングパイレーツ!!』その昔、現存したと言われる海賊“赤鯱団”を題材としたアクション映画である。だが、島でロケハンするメンバー達は不可解な出来事に遭遇。断崖絶壁の弧島・九鬼那島から脱出不可能になった映画撮影クルーと、かつて日本に現存した海賊“赤鯱団”が絡み合う中で、果たして彼らの映画は無事にクランクアップするのか?

 主演は松田 凌。ミュージカル『薄桜鬼』では斎藤一を演じ、初舞台、初主演ながら堂々たる殺陣と演技で観客を魅了し話題となり、以降も『メサイア 銅ノ章』でも主演するなど、着々と大舞台での経験を積んできている。そんな松田演じる“赤鯱団”のお頭・ナギ船長の存在感には注目!

 さらにその“赤鯱団”には、舞台『戦国BASARA』シリーズで毛利元就役を演じ、ダイナミックな殺陣を見せ、新たな魅力を開花している小谷嘉一、先日の主演舞台『SING!!』が大成功となった新撰組リアンの関 義哉、ミュージカル『忍たま乱太郎』での食満留三郎役で人気であり、この秋にはミュージカル『薄桜鬼―土方歳三篇―』出演も決定した前内孝文ら抜群のアクションセンスを持つ若手俳優陣が固め、その白熱したアクションシーンは見ている観客の胸をも熱くする、白熱したものに。

 一方の撮影クルーも個性的な面々が揃う。映画監督の古屋を演じる野久保直樹は近年、舞台作品に多く出演し、めきめきとその力を発揮しているだけに、クルーを率いる者としての強さを感じさせ、その周囲を映画のクルーらしい個性的な面々が取り巻き、安土桃山時代を生きる者たちとの遭遇や同じ目的に向かっていく中で築いていく絆や湧きあがる情熱といったものを見事に観客へと届けて行く。

 躍動感とシリアスな場面。動と静とを持つこの物語。一瞬たりとも息をつく暇もないほどの展開に、観客はいつしか引きこまれていくことは間違いなし。国を想う心、仲間を想う心、映画を作る情熱、そして人を動かすということ、“作品は安易に作らず本気で向き合っていかなければいけない”という演技論まで、様々なメッセージが盛り込まれた、表現を志す人にも刺さる物語。ぜひ劇場に足を運びたい。

 Amipro舞台『ZIPANGパイレーツ』は、あうるすぽっと(東京都豊島区東池袋)にて、8月12日まで上演。詳細は『ZIPANGパイレーツ』特設サイトまで(http://www.39amipro.com/zipang2013/)。なお、舞台に出演する小谷嘉一は、現在発売中の『デ☆ビュー』9月号「お悩み相談室」コーナーに登場! さらに、webデ☆ビューでもインタビューを掲載中(http://deview.co.jp/Interview)。

関連写真

  • 現代に降り立った海賊と映画クルーの運命は…? (C)DeView

  • 過去と現在、敵、味方、さらに海賊までも絡み合う舞台『ZIPANGパイレーツ』が上演スタート。 (C)DeView

  • 映画のゲストキャストかと思っていたクルーたちも……。 (C)DeView

  • 脚本家もイメージ通りのキャスト衣装に興奮するが。 (C)DeView

  • 迫力ある殺陣も満載。 (C)DeView

  • 海賊“赤鯱団”の残念な愛されキャラを演じる小谷嘉一。 (C)DeView

  

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