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2013/08/07 22:52
舞台『タンブリング』Vol.4開幕。中尾「最高の夏をお届けしたい!」
若手俳優陣が、男子新体操に挑戦する人気舞台『タンブリング』Vol.4が開幕。初日公演を前に、公開稽古と囲み取材が行われ、座長を務める中尾明慶ら出演者が集結し、舞台本番に向けた意気込みを語った。
同作品は、2010年にTBS系で放送された、男子新体操をテーマに家族や友情との絆を描いた青春ドラマ『タンブリング』の舞台版第4弾。今作の舞台は高校の新体操部。進学校でスポーツ名門校でもある、雲雀野(ひばりの)高校に赴任してきた、熱血新任教師・日比野 朗が、名門新体操部のいわば二軍である『Bチーム』の顧問を任される。理想と現実の間で奮闘する新任教師と“夢”を忘れた生徒たち。それぞれが葛藤しながらも、男子新体操にすべてをかけた青春ストーリー。
熱血新任教師・日比野 朗を演じる中尾は、本番を目前に控え「やっとここまでこれたなと。彼らは2月から新体操の稽古もしてきましたし、僕らも一ヵ月半に渡って稽古してきました。毎日全力で、時には悔し涙をする日もあれば、衝突する日もあって。そんな中でやっと初日を迎えられたということで、今はそれが本当に嬉しい。とにかくいいスタートを切れるように、そしてここから全力で駆け抜けていけるようにやりたいなと思います」と真剣なまなざしで意気込みをコメント。
中尾の先生役に対して質問されると、生徒役の武田航平が「怖いです」と即答。さらに「僕より年下なんですけど、もう怖いです本当に。『おまえらちゃんとやれよ!』って…」とコメントすると、中尾が「怖くないでしょ!? そんなこと言ったことない!!」と必死のツッコミに笑いが起こり、改めて武田が「全体のことを考えて、時には渇をいれてくれたり、時には優しい言葉をかけてくれたり、本当にに先生ぽいなって思う」と称賛。しかし「でも、けっこう感動する場面とか、たまーに違和感を感じることが……。あれ、こいつオレより年下だけど偉そうだなって…」とコメント。すると中尾は「ぜんぜん褒めてくれない。一生懸命やってるから!」とアピール。劇中でもイジられる先生役ということで、「作品の通りですよ。みんなからバーバー言われてる。普段からみなさんホント役作りが完璧で。これは完璧なスタートが切れるんじゃないかな?」と語り笑いを誘った。
さらに記者から「先生の顔つきになってきてる」と言われと、やや照れながら「いやいや……それほどでもあります(笑)」とニンマリ。すると武田から「調子に乗るなよ(笑)」と即ツッコミを入れられていた。
雲雀野高校の校長を演じる彩吹真央は、若手俳優に囲まれての現場に対して「本当に幸せな時を過ごさせてもらってます。校長という立場上、上から目線でいろいろ注意したりすることが多いけど、普段もクラスの学園の中みたいな感じ。日に日に教師と生徒の間が縮まっていく感覚がこの物語にリンクしている。観てるだけで楽しい、元気になる」と語り、舞台の見どころを「熱いし暑苦しい。その熱意がお客様に届くんじゃないかなと思います」とコメント。
同作品の最大の見どころは、一切吹き替えなしで、俳優陣が生で新体操を披露するところ。その為、何ヵ月も前から新体操のトレーニングを積み、舞台に臨んでいるということで、稽古を通して大変だったことを聞かれると、鈴木勝大は「柔軟大変だった。異常に体が硬いんです。でもみんな、『無理だ』って言っているのに股関節を広げようとする。アップから大変でした」とコメント。武田は「新体操よりも辛かったのは、彩吹さんの滑舌トレーニング。彩吹さんが突然始めて。僕は知らなかったので、みんながバーってやるから適当にやっていたら、彩吹さんと明慶に見つかって…でも、今はできるようになりました!!」と新体操以外で苦労したことを告白。中尾は「オープニングで歌って踊るんですけど、最初に楽曲を聴いたとき全部同じ音程に聞こえて…。全部『ド』に聞こえちゃって。今回初めて舞台で先生役で、初めて主演で、初めてダンス、初めて歌だったので、初めてづくしでなんとか乗り切らないと…。歌はもう克服してます。もう音程もわかるようになった!」と自信を覗かせた。
舞台の見どころに対して、雲雀野高校の名門新体操部の顧問を演じる滝口幸広は「今(中尾が)けっこうな汗をかいてますけど、舞台上ではこの5倍以上、10倍の汗をかくくらいのハードアクションをやっているので。そこを観てほしい」とコメント。中尾は「タンブリングって、ドラマから始まって、舞台を続けてきてるんですけど、ライブですし、生で本当に彼らが新体操に挑むんですよ。それまでに2時間半のストーリーがあって。もちろん失敗がないように稽古してきてますが、ときにタイミングがズレちゃったり、失敗しちゃうときもあるかもしれないけど、そこも生の楽しさ、目の前でアクロバットやっているその素晴らしさ、ひとつのエンターテインメントを、みなさんの応援がなければ成功もないと思うし、最後はお客さんもひとつになって応援してくれたら嬉しいなと思います」と語り、「(今の)先生ぽかったですか?」と自身のコメントに満足気な様子。
どんな人に観に来てほしいか?と質問されると、佐野岳は「家族に観に来てほしい」と語り、聖也は「高校生の役なので、高校生とかで部活やってない人とかに。新体操やってるのをみて、やりたいな〜って思って、新体操やり始めてくれたら嬉しい」と笑顔を見せ、武田も「新体操だけじゃなくて、何かに取り組んだりするようなきっかけになってくれたら嬉しい」とコメント。
最後に中尾が「本当にみなさんの応援がないと成功ないと思います。ぜひお時間見つけて劇場に足を運んでいただけたら、最高の夏をお届けしたいと思います!!」と宣言し、全員で「よろしくお願いします!」と力強くアピールした。
舞台『タンブリング』Vol.4の残りの公演は、8月13日(火)〜19日(月)赤坂ACTシアターにて、8月31日(土)〜9月1日(日)大阪・シアターBRAVA!にて上演。
なお、現在発売中の『デ☆ビュー』9月号には、同舞台に出演している戸谷公人&聖也、佐野岳が特集『ブレイクの裏には真剣勝負あり! 憧れMEN'Sスターのヒーロー列伝』に登場。また、同特集内では、佐野が所属しているエヴァーグリーン・エンタテイメントほか人気芸能プロダクション6社が参加する『他薦大歓迎!De☆Viewメンズ特別オーディション』も開催中。