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2013/07/17 12:01
“海上自衛隊の歌姫”三宅由佳莉がCDデビュー
海上自衛隊東京音楽隊に所属する23万人の自衛官唯一のヴォーカリスト、三宅由佳莉(ソプラノ)のCDデビューが決定、デビュー・アルバム『祈り〜未来への歌声』を8月28日に発売する。日本大学芸術学部音楽学科声楽コースから、4年前に自衛官初の「歌手採用」で海自に入隊。清楚で可憐なルックスと透明感のある歌声から、熱烈なファンも多く、「海上自衛隊の歌姫」として注目を集めている。
初のアルバムは、海自音楽隊長の河邊一彦氏が作曲したオリジナル曲「祈り〜 a prayer」の他、「アメイジング・グレイス」「夢やぶれて(《レ・ミゼラブル》より)」「花は咲く」「ふるさと」等、幅広いジャンルから感動の名曲ばかりを収録。全て、所属する海上自衛隊東京音楽隊の演奏にのせて、ピュアな美声で“希望の歌”を歌い上げている。
アルバムの発売に先駆け、7月17日に、「祈り〜 a prayer(Piano version)」の音楽配信が各主要サイトにてスタート。この楽曲は、2011年3月11日の東日本大震災によって大切な家族を失ってしまった子供たちや、被災者への応援歌として作曲され、「希望」がよみがえり、「夢」が実現され、いつか明るい「未来」が来ることを祈り歌われている楽曲。同曲の You Tube 再生回数は既に30万回以上超え、視聴者『「祈り」のCDは出ないの?』という問い合わせが急増。今回デジタル配信とアルバムの発売が決定した。
三宅は、大学から海自が歌手を募集していると聞き、09年に、自衛隊初の「歌手採用」として入隊。入隊後5ヵ月間の自衛隊の基礎訓練期間は、ほふく前進やカッター(ボート)訓練、決まった時間の消灯・就寝や起床等という生活にかなり衝撃を受けたとのことだが、『本当に今の仕事に誇りを持っていますし、自分のできることを精一杯やりたいと思っています』と、自衛官としての強い責任感を持って活動している。
アルバムに関して三宅は、『このCDを聞いて、元気になってもらいたいですね。悩んでいたり、不安でいたりすることもあると思うし。でもそういう思いを一人で抱え込んだりせずに、この曲(「祈り〜a prayer」を聴いて、ちょっとでも、慰めになったり、勇気に変わったり、希望になったりですとか、そういうものになれたらいいかな、と思います。』とコメントしている。
ユニバーサル・ミュージックの「三宅由佳莉 特設サイト」では、現在「祈り〜a prayer」の紹介ビデオを公開中。ビデオを見て感想を応募すると抽選で三宅由佳莉のサイン入り『海上自衛隊限定キューピー東京音楽隊「三宅由佳莉」バージョン』をプレゼントするキャンペーンも実施中
〈 三宅 由佳莉プロフィール〉
3等海曹:岡山県立岡山城東高等学校普通科音楽系、日本大学芸術学部音楽学科声楽コース卒業。声楽を渡邊馨氏、山田美保子氏に師事。2009年4月に海上自衛隊に入隊。同年9月、東京音楽隊に初のヴォーカリスト(ソプラノ)として配属。