恋心からプロレス興行に挑む、女子高生４人の青春物語を描く『乙女プロレス』が映画化されることとなり、物語の主軸となる女子高生役１名を募集している。募集するのは、赤面症で引っ込み思案だが、心優しく思いやりのあるぽっちゃり系の女子高校生・小谷亮子役。

　映画化されるのは、2007年『フジテレビヤングシナリオ』大賞で佳作を受賞した、鹿目けい子の初長編小説『乙女プロレス』。小説は福島が舞台で、女子高の文化祭で行われるプロレス興行のために、本格的な特訓を重ねながら友情を深めていく女子高生たちを描いた、痛快・爽快・感動の青春コメディ。

　今回募集するのは、物語のメイン4人の女子高生の中のひとり、小谷亮子。主人公の幼なじみで親友の手芸部員。ポッチャリ体型にコンプレックスがあって気が弱く、授業で先生に当てられただけで赤面してしまう極度の緊張症。見たままの大食漢だが、パンク系ビジュアルバンドの熱狂的ファンという一面もあるという女の子だ。

　今回主人公を含むメインの女子高生役には、若手注目株の女優でキャスティングが進行しており、その一人に選ばれれば注目度は抜群。青春コメディというストーリー展開から、この亮子役はかなり“オイシイ”場面が多いことが想像される。

　また本作は、劇場公開用映画として、2014年全国一斉ロードショー予定。監督を務める英勉は、『ハンサム★スーツ』で映画デビュー、『高校デビュー』『貞子3Ｄ』や、ＴＶドラマ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』などを手掛けた気鋭のディレクター。プロデューサーは『ＡＬＷＡＹＳ三丁目の夕日'64』『琉神マブヤーＴＨＥ ＭＯＶＩＥ』などの作品を手掛けた山際新平と、スタッフも第一線で活躍のクリエイターばかりなので、注目の作品となることは間違いない。

　合格者は7月中旬から8月末（夏休みを利用）の撮影に参加。映画の撮影前には、プロレスの練習にも参加必須だ。応募資格は15〜25歳位までの女子高校生に見える女性で、ぽっちゃり、または、がっしりとした少々太目体型の人。性格の良さがにじみ出ているような雰囲気の人。プロ・アマ不問。プロダクション所属者は事務所の許可を得ること。応募方法の詳細は、現在発売中の月刊デ☆ビュー6月号（オリコン・エンタテインメント刊）、および月刊デ☆ビュー公式サイトに掲載中。

『乙女プロレス』あらすじ

　第一志望の高校受験に失敗し、漫然と生活を送るちょい田舎の女子高生・真帆。そんな真帆が臨時の男性教師に恋をしたが、その先生は転任してしまう。真帆は女子プロレスの大ファンだった先生に会うめ、文化祭のイベントにプロレスをやることを思いつく。まず、我が街にやってきた女子プロ興行を見に行くと、その迫力にすっかり魅了されてしまう。真帆は高校のOG でもある女子プロレスラーに「コーチになってください」と嘆願。一度は断られるが、なんとか引き受けてもらうことに成功する。メンバーは、友だちのできない美人読者モデルのあゆみ、お調子者で虚言癖のある夏希、幼なじみで極度の上がり症の亮子と、実にバラバラな女子高生たち。厳しいプロレスの訓練に励む彼女たちに、次々とふりかかる苦難……果たして無事に「乙女プロレス」は興行できるのか！？