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2013/05/02 18:31

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卒業後初の舞台に挑む、元モー娘。光井愛佳インタビュー。「ハロプロメンバーにはこっそり観に来てほしい(笑)」

モーニング娘。卒業後、初の舞台『屋上ワンダーランド』に出演する光井愛佳(20)。
モーニング娘。卒業後、初の舞台『屋上ワンダーランド』に出演する光井愛佳(20)。

 昨年、モーニング娘。を卒業、現在はソロで活動中の光井愛佳(20)が、8日から、東京・池袋「あうるすぽっと」で上演の舞台、Flying Trip第7回公演『屋上ワンダーランド』に出演する。卒業後初の舞台出演となる光井が、今回の作品への意気込み、そしてモーニング娘。卒業後1年が経っての今の思いを語った。




『屋上ワンダーランド』は、昭和の頃は盛況だったが、今はすっかり寂れてしまった北関東一の老舗「犬丸デパート」が舞台。その従業員や魚屋などデパートで働く人々をとりまくハートウォーミングな作品だ。町が一番華やかになる花火大会の日、デパートの屋上である事件が起こる……。

 この作品で、光井は、デパートへ進出を決めた魚屋「魚春」の三女、中原ゆい役を演じる。「コメディで、コントみたいな部分もあって、楽しい作品です」と紹介する。

 モーニング娘。卒業後、初の舞台、しかも本格的な演技は今回が初となる。「モーニング娘。の時にミュージカルなどを経験させていただいたのですが、たくさん出ているというわけではなかったので、今回、初挑戦の心意気です!」と意気込む光井。

 デビューしてから今に至るまで、演技のトレーニングを受けた経験はなし。稽古の初日には『あいうえお、うえおいあ』という初歩の発声も上手くできなかったという。「私、滑舌が悪くて、すぐ噛んじゃうんで、今はそこに注意するのが課題です。舞台だから、声を大きく出すことも心掛けています。私、リアクションは大きんですけどね(笑)」

 稽古が始まると、持ち前の頑張り屋の性格を発揮し、日々成長している。今回の舞台では、これまで出演した作品と比べて、セリフの量もかなり増えているが、稽古が始まるタイミングでは「すべて覚えました」と気合を見せる。台本を見ながらだと、十分に表現ができないからだという。

 舞台のカンパニーに一人で入っていくのももちろん初めて。だが、共演者とはすぐに打ち解けたという。「もともと人見知りはしないほうなんですが、みなさんいい人たちで、演出家さんもメンバーに恵まれてよかったね、と言ってくださいます。
 モーニング娘。に最初入った時も、8期メンバーは最初私一人で、周りはみんな先輩ばかりだったから、そういう意味では今回も一緒ですね。
 一人で新しい環境に入るということには平気になりました。でも、モーニング娘。の時よりは、自由で、ラフな光井愛佳でいられます。グループのメンバーとは違う、一共演者として…」

 稽古では新たな発見の連続も。「たとえば立ち位置でちょっとくっつきすぎで不自然だなと思うことがあって、でも舞台ではこういうこともあるんだなとか。慣れずに、動きが不自然になってしまうこともありますけど、でも芝居の輪の中に入ってるとだんだんと自然に動けるようになります」

 稽古が始まってから、日常生活の中でも、自身や周りの人の様子を意識する機会も増えたという。「この表情でも怒ってるセリフが合うんだとか、いろいろと気付くことがあります」。
普段から舞台を観に行くことが好きという光井だが「観劇している時は、普通セリフを言ってる人を観るじゃないですか。それ以外の人はどうしてるんだろう?とか、そういうところも気になるようになりました。舞台上で2カ所で物語が展開している時の動きなども研究したいです」

 モーニング娘。を卒業してまもなく1年。「あっという間だった」と話す光井。「まだ半年くらいの感じです(笑)」。モーニング娘。として活動した5年半とこの1年はやはり感覚的に随分違うという。「今、毎日、舞台の稽古に行ってることとかすごく不思議な感じです。前は同じスタジオにずっとダンスレッスンに通っていたのに…」

 モーニング娘。のメンバーとして覚えることがいっぱいで、日々をかみしめている間もなく、あっという間に過ぎる感じだったのが、今は一つ一つのことにじっくり取り組めているという。
「また、一人なので、いろんな人とコミュニケーションをとりながら、仕事を進めていける。グループだと、どうしてもグループとして見られてしまうので…。一人だとその分責任も重くなりますが、そこまで切羽詰まった感じではなく、頑張ってやっていきたい。私は怠けるタイプではないので、ちゃんとやる時はやりますから!」

 卒業してから身近なスタッフとの接し方も変化したという。
「今までは他にもメンバーがたくさんいたので、マネージャーさんと仕事の会話しかできなかったですけど、今は事務所に行くと、いろんな人がいろんなことを話しかけてくれて、『みんな愛佳のこと考えてくれてるんだな』ということが伝わってきます。
 モーニング娘。の頃は、遠くで何か言われてると、いつも自分のことを言われている気がしたし、ネガティブ思考になってたんですよ。必死やったからかな。今は『全然そんなことないやん!』って思います」

 舞台は間もなく本番を迎えるが…。
「早くお客さんの反応を見てみたいですね。今は稽古で、演出家さんや他のキャストの反応で、ここはおもしろいのかと思ったり、でも次にやって笑われないと『あれ、今回、雰囲気違ったのかな?』と不安になったり…。
 最初はまったく自信がなくて、萩原舞(℃-ute)が『観に行くね!』と言ってくれてたけど、『観に来んといて!』と思っていましたから(笑)。今はぜひ観てもらいたいけど、『でも来る時は言わないでね』って(笑)。メンバーが来てると思うと変な意識してしまうから、こっそり観てほしい(笑)。
 今は日々成長している実感はあります。『この時は自然にこの感情になったな』『この感情になった時はこの目線でいったな』とか『ここでいつも噛むから、この前の場面でテンションを落ち着かせて準備しよう』とか稽古を重ねる中で感覚をつかんでいっています」

 最後に「観に来ていただく方には、光井の表情の一つ一つを見逃してほしくないと思いますし、でも普通に『屋上ワンダーランド』の世界を笑って、楽しんでもらいたいです。人情味あふれる話で、(予備知識なく)ふらっと来てくださっても楽しめるんじゃないかなと思いますので、ぜひ劇場に足を運んでください!」とアピールした。

 Flying Trip第7回公演『屋上ワンダーランド』は、5月8日(水)から12日(日)まで全8公演。チケットはローソンチケットなどで発売中。


光井愛佳プロフィール
みつい・あいか●1993年1月12日生まれ、滋賀県出身。2006年『モーニング娘。HAPPY8期オーディション』に合格。2007年にモーニング娘。メンバーとして『笑顔YESヌード』でデビュー。2012年、モーニング娘。を卒業。以来、ソロでテレビ番組、ラジオ番組などに出演。

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  • モーニング娘。卒業後、初の舞台『屋上ワンダーランド』に出演する光井愛佳(20)。

  

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