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2013/03/18 13:21
アップアップガールズ(仮)仙石みなみ、“人生初”の落語に挑戦
アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)のメンバー、仙石みなみ(21)が、15日、東京・赤坂元気劇場で行われた「アップフロント落語会〜赤坂寄席VOL.1〜」に出演。初めての落語に挑戦した。落語の演目『鰻屋』を緊張しながらも見事につとめきった仙石、噺の中にハロプロのグループのことを織り交ぜるなど独自のネタも含み、場内の笑いを誘った。
アップアップガールズ(仮)のメンバーとして、毎週のようにライブやイベントに出演、忙しいスケジュールの中での今回の出演となった仙石。この日共演した落語家・立川志ら乃のもとで稽古を積んできた。「普段はなかなか使わない江戸弁や一人二役など初めてのことばかりで、正直最初は苦労しました」と振り返るが、「お稽古をやっていくうちに少しずつつかめてきました」。だが気持ち的なプレッシャーはやはりあり、「この日が来るのが怖かったんです」と本音を明かした。
「家にいるときも、道を歩いているときも、ブツブツ台本をつぶやいていました」
そんな中迎えた本番当日、仙石が披露した演目は『鰻屋』。事前の稽古で志ら乃が4つの演目を実際にやってみせた中で、「動きがあって、“攻め攻め”の演目!」ということで仙石自身が選んだという。
舞台では、演目に入る前の枕(本題前のフリートークのようなもの)にも果敢に挑戦。アップアップガールズ(仮)のイベントで地方に行った際の、メンバーの新井愛瞳や佐保明梨、スタッフとのやりとりを、おもしろおかしく語り、笑いをとった。
そして本編の『鰻屋』へ。練習のかいもあり、ハキハキわかりやすい語りと軽妙なリズムに、仙石特有のやわらかな口調も交わり、聴衆を魅了した。鰻を上手に掴めない動きなどコミカルな動きや表情も交え、会場をわかせた。
落語を終えた直後、師匠の志ら乃から感想を求められ「肩の荷が下りました」とホッとした表情で語った仙石。ウケた時には、嬉しくて途中で話を忘れそうになったこともあったそう。
普段はほんわかとした笑顔が魅力で、ホワンとしたキャラクターが持ち味の仙石、登場人物が怒る場面でも怒った顔がなかなかできなかったり、「いつもはツッコまれることのほうが多い自分がツッコミもやるのは大変でした」と苦心する箇所もあったと明かした。
ステージの後半では、志ら乃やお笑いコンビ・上々軍団とともに、再びステージに登場した仙石。なんと志ら乃とともに漫才にも挑戦することになった。
この日の舞台で、志ら乃が上々軍団に落語を無理矢理やらせたことへの仕返しと、上々軍団が、志ら乃と仙石のコンビに自分たちのネタで漫才をやらせるという展開。その場で、上々軍団の短いネタを一度見たうえで漫才にチャレンジした仙石、ボケの役回りを、勢いいっぱいにこなし(ちょっと暴走気味!?)、爆笑をとった。そして盛況の中、終幕へ。仙石は「今日は全力でやりました!」と満足できた様子だ。
なおアップアップガールズ(仮)は、4月13日に、3rd単独ライブを横浜BLITZで開催する。仙石はこの日の舞台で「横浜BLITZは私たちがハロプロエッグ(研修生)時代に出演していた会場。また7人で戻れるのが嬉しい。この公演に命かけて頑張ります!」と意気込みを語った。またアップアップガールズ(仮)は、発売中の「月刊デ☆ビュー」で初の雑誌表紙をつとめている。