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2013/02/14 19:11
アニメミュージック界を牽引する“JAM Project”のライブツアーがスタート
アニメミュージック界を牽引してきた5人組ユニット“JAM Project”が、11日、大阪城ホールにて『JAM Project Premium Live 2013 THE MONSTER’S PARTY』を開催。昨年南米ツアーをはじめ、世界中で活躍していたJAM Project。そんな彼らによる約1年振りの日本でのワンマンライブは、会場を埋め尽くした熱狂的なファンを沸かせた。
JAM Projectは、『ドラゴンボールZ』の主題歌で知られる影山ヒロノブを中心に、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、福山芳樹の5人で構成される実力派シンガーグループ。結成14年目にして初の規模となる今回のアリーナ・ライブツアーは、大阪城ホールから幕を開けた。同ライブでは、昨年11月に発売された9枚目のベストアルバム『THE MONSTERS』を引っ提げ、新旧を織り交ぜた代表曲を数多く披露。パワー全開のステージが繰り広げられた。
今回、大阪城ホールと横浜アリーナという2つの大きな会場のみでライブを行うことにしたのは、「モンスター級のステージ作り」をコンセプトにしたとのこと。バックに立体的に配置されたLEDビジョン、アリーナ席にせり出した花道、そして左右に大胆に設置されたプロジェクション・マッピングのセットなど、アニメミュージック界が誇るベテランシンガーたちに似合う豪華な造りを実現。冒頭から盛り上がりを見せた会場は、ヒット曲のオンパレードやシークレットパフォーマンスなどもあり、ラストまで笑いと歌声が絶えなかった。
東京の日本武道館と並び、多くのアーティストが憧れを抱くコンサート会場である大阪城ホール。その初めてのワンマンライブが実現したことを受け、遠藤は「柄(がら)にもなく、昨日は寝られなかったんです。この歳になっても夢の真っただ中にいさせてくれて、本当にありがとう」と感謝を伝えると、きただには「僕もまだ弱冠44歳です(会場に笑いが起きる)。みんなが元気になれるような歌をずっと歌っていきたいと思います」と今後の抱負を語った。
また、関西出身の奥井は、「まさかここで歌うことができるなんて思いませんでした。長く歌を続けてきて良かったです」と感慨深げに喜びを伝える。昨年くも膜下出血で長期療養を要した福山は、「ここで立って歌えるのが本当に良かったと思っています。皆さんのおかげです。そんな皆さんを元気にするにはどうしたらいいか考えたんですが、俺が目一杯楽しむことかなと思います」と陽気な“福山節”を披露し、観客は大きな拍手を送った。
最後に影山が、「俺たちをここまで連れてきてくれてありがとうございます。僕は(デビューしてから)36年目になるんですけど、こうやって現役で歌っていられることに感謝しています」とファン一人一人に語りかけるように思いを伝えた。
さらにJAM Projectは、今年、オリジナル・アルバムを制作することを発表。常に新しい挑戦をし続け、業界をリードしてきた彼らの活動に期待が高まる。
なお、現在発売中の月刊デ☆ビュー3月号では特集『アニ×ドル時代!声優アーティストにチャンスあり』にて、声優アーティストデビューのチャンスを研究。「ミルキィホームズシスターズメンバースカウトオーディション」を掲載中。