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2012/10/19 19:11
「萌え」で地域振興!『Moe1グランプリ』に萌えキャラ、地方アイドル大集合
“萌え”をキーワードに地域振興を図る「地域キャラクター」が一堂に会する物産観光展『Moe1グランプリ』が13日と14日、ベルサール秋葉原で開催された。各観光地ブースにあふれる萌えイラストのキャラクターグッズや、地方アイドル、声優のライブを求めて、約1万人が来場した。
“萌えの聖地”秋葉原に、全国の萌えキャラが大集合。会場の各ブースは、ご当地の名産や観光地、伝承などをバックボーンに想像された二次元キャラクターのグッズを求める来場者で溢れかえる。さらに特設ステージでは、地方振興に力を入れるローカルアイドルが無料ライブを展開。東京でなかなか見られないアイドルのパフォーマンスに多数のファンが押し寄せた。
オリコン6位を記録する人気アイドルに成長した九州の「LinQ」や、注目度上昇中の栃木の「とちおとめ25」はすでに多くの動員を集めているが、東日本大震災の復興支援のために結成された「みちのく仙台 ORI☆姫隊」や、山梨の農家を活性化する「ぶどう党」など、この日訪れたアイドルファンに新たに「見つかる」グループも現れた。
アニメファンの間では、作品に描かれた場所を巡る聖地巡礼が流行。それを意識して実在の街や場所を舞台にした作品も多い。また萌えイラストを起用した土産品やオリジナルグッズも全国に波及している。一方、現在盛り上がりを見せている地方アイドルシーンでも、ファンが地元で開催される公演やイベントに遠征する機会も増え、バスツアーなどが企画されることもある。このように「萌え」と「地域活性」の相性は抜群のようだ。
同イベントは、『Moe1グランプリ』として、有識者の審査及び一般投票で各部門のナンバーワンを決定するのがひとつのゴール。2012年観光部門のグランプリに選ばれたのは福島県白河市の「小峰シロ制作委員会」。小峰城のおとめ桜の伝説をベースに創作されたキャラクター「小峰シロ」が、一般投票部門との2冠を達成した。準優勝は栃木県足利市の「足利ひめたま制作委員会(ひめたま)」と岐阜県大垣市の「株式会社日新化学スタジオアリオン(大垣きゅん物語)」がそれぞれ受賞した。
なおこのイベントの模様と、「みちのく仙台 ORI☆姫隊」や「ぶどう党」のインタビューやメンバー募集情報が11月1日発売の月刊デ☆ビュー12月号の地方アイドル応援連載『ALLジャパン!アイドルデビュー応援しMAP』に掲載される。