アップアップガールズ(仮)、感涙の初単独ライブで語った思い | ニュース | Deview-デビュー

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2012/09/05 12:51

デビュー

アップアップガールズ(仮)、感涙の初単独ライブで語った思い

念願の1st単独ライブを開催したアップアップガールズ(仮)。(左から)森 咲樹、関根 梓、新井愛瞳、佐保明梨、佐藤綾乃、仙石みなみ、古川小夏。
念願の1st単独ライブを開催したアップアップガールズ(仮)。(左から)森 咲樹、関根 梓、新井愛瞳、佐保明梨、佐藤綾乃、仙石みなみ、古川小夏。

 7人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)が、初の単独ライブ『アップアップガールズ(仮) 代官山決戦(仮)』を、2日、東京・代官山UNITで開催した。メンバーは一昨年〜昨年、ハロー!プロジェクトの研修過程を修了。当時はハロプロとしてのデビューは叶わなかった彼女たち。何もない状態で、昨年このグループをスタートしてから1年半、上を目指して少しずつはい上がってきたメンバーたちは、この日単独ライブのステージに立ち、感慨深い様子だった。

 「とうとう、この日が来ました! 私たちの初の単独ライブ。この夏、最高の思い出を作りましょう!」と叫ぶ仙石みなみ(21)。この夏、彼女たちは、他アイドルとのコラボイベントや、地方キャンペーンイベントなどで、ほぼ毎週、時には連日のようにライブを行ってきた。この日の単独ライブは、その集大成的な意味合いで、メンバーたちの感激もひとしおのようだった。

 MCでは、この夏に参加したイベントライブの思い出を披露。「全国行脚キャンペーンをしたことが思い出」というのは森 咲樹(18)。各地で電車などでの移動はすべてステージ衣装のまま。「衣装がキラキラ光って迷惑をかけましたが(笑)、声をかけてもらえることもあって、嬉しかった!」。またその地方キャンペーン中、ゲリラライブをしたのが思い出という佐藤綾乃(17)。「自分たちでチラシ配りもして、私たちのことを知らない人たちにもたくさん観ていただいて、いい経験になりました」

 8月に代々木第一体育館で行われた『IDOL NATION』でオープニングアクトをつとめた彼女たち。それが大きな思い出という仙石は「1万人のお客さんの前に立って、4曲もやらせてもらえて感激でした」と笑顔で振り返った。

 この夏だけで新曲を10曲制作することを目標にしてきたアップアップガールズ(仮)。この日も未発表曲5曲を含む10曲以上の新曲を披露した。またモーニング娘。のヒット曲『気まぐれプリンセス』『みかん』の2曲もカバー。

 実は彼女たち、今でこそ多数のオリジナル曲を持っているが、つい半年前まではオリジナル曲がまったくなく、結成から約1年は、ライブでもハロー!プロジェクトの先輩の楽曲をカバーしていた。当時は、カバー曲の振付や歌詞を覚えるのに悪戦苦闘していたというメンバーたち。振付の先生などおらず「YouTubeなどを観て、自分たちで振りを覚えていました」(佐藤)とのこと。その状態で毎週レギュラー公演を開催。「1回目と2回目のセットリストが違ったり、毎回覚えるのが大変でした」と仙石が当時を振り返った。

 そんな彼女たちに、結成1年でついに与えられたオリジナル曲『Going my ↑』を、アンコールのステージで熱唱。これまでの歩みを思い出し、感慨深そうな彼女たち。最年少の新井愛瞳(14)は「エッグ(研修生)の頃から単独でステージに立ちたいと思っていたので、夢が叶いました。これから日々成長して、もっともっと大きなステージに立ちたいです」と語った。

 またエッグ時代からいくつかのユニットで活動しながらも、当時はデビューを実現できなかった佐保明梨(17)は、この日多くの観客で埋まった会場を目の当たりにして感無量の様子だった。「始まる前は不安なこともいっぱいありました。本当にお客さん来てくれるのかな、新曲がいっぱいあったし、ちゃんとやれるかな、とか。みなさん一緒に盛り上がってくれて、本当にうれしかったです」と喜びの表情を見せた。

 メンバーの中では一番遅くハロプロエッグに入った佐藤綾乃(17)は、カバー曲で活動していた時代には、他のメンバーよりレパートリーの引き出しが少なく、曲を覚えるのに人一倍苦労し、時には涙を流すこともあった。「1年前はこうなるとは思いもしませんでした。でも、これで満足せず、次は横浜BLITZでライブでライブがやりたい!」。横浜BLITZはエッグのライブでよく使われていた会場だ。そして、その先に「東京ドームでライブができれば!」と大きな夢を語った。

 長野から遠距離通勤している関根 梓(16)。歌い出しのパートを担当することが多い彼女。音程のふらつきが少なく、安定した歌唱力があるからこそ任される役回りだ。そんな関根もこの日は、喉が本調子ではなかったようだが、なんとか完走した。情熱と喜びが信じられない力を出したのかもしれない。「これからオリジナル曲で、私たちなりの盛り上げ方ができるようになれば」と意気込みを語った。

 2部のアンコールでは、メンバーたちが登場すると観客席が白いサイリウムの海になった。これは、彼女らがハロプロエッグ(研修生)として出演した最後の公演の時に、ファンが行ったものと同じ試みだそう。この光景に特に感激したのは森。「エッグの新人公演が終わって『この先、森ティ、どうなるんだろう?』と思ってくれた方たちが『また応援しよう』と戻ってきてくれました。アップアップガールズ(仮)としてステージに立って、また白いサイリウムを見ることができて本当にうれしいです」と涙ぐみながら語った。そんな中、メンバーとファンとの絆を表した曲『サイリウム』でステージの幕を下ろした。

「アップアップガールズ(仮)のメンバーは、2年前の夏、ハロプロエッグの研修過程の修了を告げられたメンバーたちなんですよ」と話し出した古川小夏(20)。その後、グループ結成まで約半年。それぞれ不安な日々を送っていたと思われる。古川も実際に修了となるまでの半年の間「自分が残された期間にどれだけ頑張れるかと思っていました」という。この日単独ライブを実現し、「2年後、3年後と自分が想像できないステージに立てていることを願って頑張りたいです」と語った。

 そしてメンバー最年長の仙石。ステージではオトボケなところを見せる場面もあるが、その優しさ、穏やかさの奥にある意志の強さで、メンバーの精神的支柱になっているのだろう。エッグの同年代が次々とチャンスをつかんでいく中、焦りもあったと思われるが、ようやくここまでたどり着いた。「ずっと単独ライブを夢見てきて、今喜びがこみ上げてきます。単独ライブの夢は実現できたけど、ここで終わりじゃない。メジャーデビューする!もっとオリジナル曲を増やす!など、次の目標に向けて頑張ります」と意気込みを語った。

 この日のライブで、12月15日に2nd単独コンサートがラフォーレ六本木で開催することを発表。また、その前にも、9月23日(日)のTFMホールでのイベントをはじめ、秋もイベントライブを積極的に展開していく。なお、仙石みなみの記事がデ☆ビュー10月号に掲載中。またアップアップガールズ(仮)を輩出した「ハロプロ研修生」の新メンバーを募るオーディションが現在開催中だ。

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  • 念願の1st単独ライブを開催したアップアップガールズ(仮)。(左から)森 咲樹、関根 梓、新井愛瞳、佐保明梨、佐藤綾乃、仙石みなみ、古川小夏。

  

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