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2012/08/30 19:31
SKE48が笑顔の最終公演。現劇場に最後の別れ
AKB48の姉妹グループとして名古屋・栄を拠点に活動するSKE48が、29日、SKE48劇場改修前最終公演を実施。公演の最後には、支配人から研究生のチーム昇格が発表され、会場は歓喜に沸いた。メンバーの矢神久美は、最終公演を終えて「成長した分、初心を忘れていた自分がいたので、それを取り戻せました。公演の楽しさをあらためて感じましたし、新しい劇場でも公演を思いっきり楽しみたいと思います」と語った。
「SKE48専用劇場」へのリニューアル発表から約1か月。現SKE48劇場での最終公演が行われ、オープニングアクトを務めたのは、1期生12人。全ての始まりとなった思い出深い楽曲『Partyが始まるよ』と、『SKE48』を披露した。公演後、桑原みずきが「最初の2曲がいちばんテンション上がった」とコメントするほど気持ちのこもったステージでファンを魅了。一方、高田志織は「もう1期生だけで16人組めないんだね」と少しさみしさを滲ませたという。
その後、チーム公演楽曲も披露。チームSは『手をつなぎながら』、チームKIIは『お待たせSetlist』、チームEは『初日』などを熱唱した。そして、デビュー曲『強き者よ』から、9月19日に発売される最新曲『キスだって左利き』までの、シングル10曲も余すことなく全曲パフォーマンス。
また、新曲のカップリング『体育館で朝食を』(白組)、『鳥は青い空の涯を知らない』(紅組)の初披露で会場は大いに盛り上がった。SKE48誕生から現在までの4年間を振り返るとともに、これからも進化と成長を続けることを誓うセットリスト。ラストは、メンバー全員がステージに登場し『仲間の歌』を大合唱した。
アンコール5曲を含む全25曲を披露したSKE48。彼女たちを支えてきたファンと、これまで見守り続けてくれた劇場に、心からの感謝の気持ちを伝え、4年分の汗と涙と想いが染みついたステージを下りた。
公演の最後には(ラスト1曲を残して)、支配人の湯浅から研究生のチーム昇格が発表された。「…あきらめないでよかったです」と嗚咽交じりに声を振り絞った斉藤真木子はじめ、昇格メンバーは突然の発表に喜びの声を上げた。今後は、各チームとも16人の新体制になり、気持ちを新たにスタートするSKE48。東京ドームコンサートを終え、第2章を歩み始めたAKB48同様、SKE48もまたさらなる高みを目指すことになる。
公演終了後、1期生の平田璃香子は、「本当に本当に今日楽しかったです!(公演中)メンバーと目が合ったこととかちょっとしたことも含めて、一生、この日のことを忘れないと思います。私は卒業を決意させていただきましたが、昇格も発表され、劇場も新しく生まれ変わりますので、SKE48はどんどん進化していくと思います。これからも応援、よろしくお願いします」とコメント。
同じく1期生の松井玲奈は、「これまでの4年間を振り返るセットリストになっていて、どの曲も初めてお客様に披露した初日の時のような気持ちになって、すごく緊張してしまいました。新しい劇場でも、これからもずっと今日のような新鮮な気持ちを大切にして、みんなで頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。
なお、9月1日発売の月刊デ☆ビュー10月号の表紙&巻頭に、SKE48の大矢真那、須田亜香里、高柳明音、松井玲奈の4人が登場。待望の1stアルバムについて語っている。また、現在SKE48は『第6期生オーディション』を開催中。応募要項等の詳細は、月刊デビュー10月号ほか、WEBデ☆ビュー、モバイルサイト「デビューしようよ」に掲載されている。