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2012/08/03 19:41
待望の“SKE48専用劇場”が誕生。「嬉しいけど、ちょっとさみしい…」
AKB48の姉妹グループとして名古屋・栄(愛知)を拠点に活動するSKE48。27日に行われたチームSの『制服の芽』公演では、現SKE48劇場を全面改修し、新たに「SKE48専用劇場」が誕生することを発表。またこの日は、松井玲奈の21回目の誕生日ということもあり、生誕祭も行われた。
27日、「SKE48劇場」と呼ばれ、ファンに親しまれてきたSUNSHINE STUDIOが大規模にリニューアルし、「SKE48専用劇場」として生まれ変わることが明らかとなった。公演終盤、松井玲奈の「今日は私たちからみなさんにサプライズがあります!」という振りで劇場の全面改修決定が発表されると場内は騒然。3月に開催したガイシホールでのコンサートタイトル『SKE48専用劇場は秋までに出来るのか?』が現実となった今回、場内のファンは驚きながらも、喜んでいたという。
SKE48メンバーの汗と涙が染みついたステージや、ファンが温かい声援を送った客席は、劇場公演を中心に活動している48グループにとって、特別な存在だ。この日、公演を行ったチームSにはデビューから4年近くこの劇場のステージに立ってきた1期生も多く、桑原みずきは「嬉しいけど、ちょっとさみしくない?ずっとここでやってきたし…」と複雑な心境を語った。
同じく1期生の松井珠理奈は、「嬉しくて泣いちゃいました。ファンのみなさんもすごく喜んでいただけて本当によかったです。AKB劇場は入口からAKBワールド全開なのでうらやましいなって思っていたんです。夢が叶いました」とコメント。現劇場での最終公演は、8月29日。残された時間はわずかだが、これまでの成長を見守ってくれた劇場への感謝とねぎらいの気持ちを胸に、メンバーはステージに立ち続ける。
なお、劇場の改修工事の期間中は出張公演を行う予定のSKE48。愛着のある劇場がなくなってしまうことにさみしさを覚えつつも、名古屋市内の別の施設や、これまでに訪れたことのない地域での公演も予定され、「会いに行けるアイドル」から「会いに行くアイドル」になって全国の劇場を巡る。劇場の完成予定日や、新しく生まれ変わった劇場での公演スケジュールは、随時明かされるという。
また、同日は松井玲奈の21回目の誕生日。公演では、彼女の生誕祭が行われ、玲奈の好きな新幹線をかたどったケーキがファンからプレゼントされた。そんな中、松井は父からの手紙に感動の涙を見せる場面も。しかし、その直後には、続いて読み上げられた兄からの「お前も頑張れよ!」という短い手紙に思わず笑顔がこぼれた。最後に松井は、「泣かないようにって決めてたんですけど、みなさんの声援が本当に温かくて…根が暗くてネガティブなので“私なんて、私なんて”ってすぐ口に出してしまうんです。でも、もう言いません。前を向いて進んで行きます。今日は本当にありがとうございました」と21歳の抱負を語り、この日の公演の幕を閉じた。