イトーカンパニーに所属する俳優で結成された、殺陣・アクション・ダンスをミクスチャーした俳優集団「ゼロマンション」が、結成御披露目公演『龍馬がいっぱい』を笹塚ファクトリーでスタートさせた。

　「ゼロマンション」という団体名は所属俳優・弓削智久の発案。「ゼロ地点にいる、可能性無限の人が住んでいるところという意味なんです。これからそれぞれが人気になって、映像や舞台で主演を張って行く集団になればいいなと思います」（弓削）。しかし「今ゼロマンションで検索すると上位が不動産屋さんらしいんですよ。そこで僕等が上に行けるようになれば、イイネがいっぱい付くように」（弓削）と付け加えた。

　お披露目公演となる『龍馬がいっぱい』は幕末を舞台にしたシチュエーションコメディ。「幕末の時代に龍馬に憧れた人たちがたくさんいて、でも龍馬を見たことがないっていう人が多かったということで、それぞれが坂本龍馬像を作り、坂本龍馬になりきり、いろんな事件やハプニングが起きると言う話です」（岡本光太郎）。殺陣やアクションがふんだんに盛り込まれているとのことで、「全員が殺陣ができる集団であることがゼロマンションの特徴。基本、イトーカンパニーの役者は殺陣ができるぞってイメージがつけば」と期待している。

　同作は上演時間1時間40分、スピーディな展開で楽しく観られるのも売りだ。落合モトキも「舞台って生モノだと思うので“1時間40分、すぐに経っちゃった”という感じで楽しんで帰ってもらって、そしてまた来たい！と思ってもらえるような作品にできれば」とアピールした。

　俳優集団「ゼロマンション」の結成御披露目公演『龍馬がいっぱい』は笹塚ファクトリーにて14日（土）まで。なお現在発売中の月刊デ☆ビュー8月号特集『夏の特別オーディション2012』のなかでイトーカンパニーの募集情報が掲載されている。