ビジュアル系（V系）ロックバンド“D”のヴォーカル・ASAGIが、人気映画監督のティム・バートンと、最新映画ジャパンプレミア後に対談した。現在、ヨーロッパから南米にわたる海外ツアーを敢行中の“Ｄ”。彼らに以前からラブコールを送っていた世界の巨匠ティム・バートンは、ヴァンパイアに扮したASAGIに対し、「宇宙的なヴァンパイア」とキャッチフレーズを付けるなど、感激した様子だった。

　30日にニューシングル『Dying message』、7月18日には『断罪の銃士(ガンナー)』を発売するV系ロックバンドの“D”。そのヴォーカル・ASAGIは、12日に六本木ヒルズアリーナ（東京）で行われた映画『ダークシャドウ』のジャパンプレミア後、ティム・バートンのプライベートなアフターパーティーに招待されたという。

　映画『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・ワンダー・ランド』など、数々の人気作品の監督として知られるティム・バートン。そんな彼が、“Ｄ”のファンであると公言、その熱烈ぶりはメッセージＤＶＤを贈るほどだという。そして、今回の対談に際して、「日本のヴァンパイアに会えるから楽しみにしていた」と言われていたASAGIは、新曲『Dying message』のヴァンパイヤメイク＆衣装でパーティーに参加。それを見たティム監督は、「宇宙的なヴァンパイア」というキャッチフレーズを付けるほど感激した様子だった。

　また、以前からティム監督は“D”のミュージックビデオ（MV）に興味を持っていたようで、公式通販限定CD『鳥籠御殿 〜L'Oiseau bleu〜』（とりかごごてん ロワゾー・ブルー）のMVと、2011年に行われたライブに使用された巨大な鳥かご“風ガゼボ”は、現在、監督の庭に置かれているとASAGIがオフィシャルサイトで紹介している。今後、ティム・バートンと“D”のコラボレーションによる作品が見られるかもしれない。

　なお、30日より発売されるニューシングル『Dying message』は、“D”の王道的なライブ感あふれるストレートなロックチューンとなっており、現在放送中の日本テレビ系『ザ・狩人（ハンター）〜こちら地球情報局〜』のエンディングテーマに起用されている。

　さらに、ティム・バートン最新作、映画『ダークシャドウ』は19日より丸の内ルーブルほか、全国で公開中。