映画『アウトレイジ』シリーズの完結編となる『アウトレイジ　ビヨンド』。今回、その最新作のメイキング映像が公開された。現在撮影中の北野武映画に世界の注目が集まる。

　前作の『アウトレイジ』は、第63回カンヌ映画祭（2010年）のコンペティション部門にて上映、世界に衝撃を与えた。10月公開の今作は、北野武映画としては初めての続編。2010年に公開された前作『アウトレイジ』に続き、キャッチコピーの“全員悪人”にふさわしい過激なバイオレンスシーンが予想される。

　4月にクランクインし、現在、撮影が順調に進んでいる今作。中でも注目なのは、新たに登場する関西最大勢力の「花菱会」。西田敏行演じる若頭・西野や塩見三省演じる幹部・中田など、北野映画初参加の面々が、前作を上回る迫力で極めつけの“悪人”を演じている。

　今回、15日に神戸で撮影された、関東（ビートたけし演じる大友）VS.関西（花菱会）の怒号飛び交う圧巻の口撃シーンの映像及び画像が公開。アクションシーンと見紛うばかりの緊張と興奮を一足先に味わうことができる。

　プロデューサー・森昌行氏は、「既に国外の映画関係者から、製作進行状況についての問い合わせをいただいております。話題性を含め、注目度はかなり高いので、前作を超えるセールスを期待しております。北野監督にとっても前作以上の自信作ですので、世界中で公開されるよう、ここからスタートしたいと思います」と意気込みを語った。

　なお、『アウトレイジ　ビヨンド』は10月6日より、新宿バルト9（東京）ほか、全国200館以上の劇場でロードショー。ビートたけしほか、高橋克典、加瀬亮、桐谷健太なども出演。