7人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)が、3日、東京・TOKYO FMホールでコンサートを開催。この日で、7人中最後に加入した佐保明梨(16)がメンバー入りして丸一年。それを記念する形で開催された。歌やダンスはもちろん、メンバーの絆を確認し合う(？)クイズ、握手会など盛りだくさんの内容で盛り上がった。

　昨年春、6人のメンバーで「アップフロントガールズ(仮)」として結成されたアップアップガールズ(仮)。昨年5月3日の公演中、ハロプロの研修生として6人と一緒に活動していた佐保が、追加メンバーとして加入することがサプライズで発表された。

　それから1年のこの日、関東地方は朝から大雨。佐保は「1年前のこの日も雨でした。雨の中、すごく緊張しながら会場に向かったのを思い出します」と振り返った。

　メンバー最年長でお姉さん的存在の仙石みなみ(21)は「1年前、加入する明梨をステージに呼び込んだのが私でした。この1年いろんなことがありましたね」としみじみ語った。

　さて、これまでは、主にハロー!プロジェクトの先輩の楽曲のカバーを中心に歌ってきた彼女たちだが、今年に入ってオリジナル楽曲を次々と発表。この日のコンサートでは最新のオリジナル曲『バレバレI LOVE YOU』からスタート。『青春のセレナーデ』(真野恵里菜)、『Danceでバコーン！』(℃-ute)など先輩の曲を挟みつつ、『Going my ↑』『Rainbow』などオリジナル曲を堂々と歌い上げた。

　ステージ中盤にはクイズコーナーも。答えが7文字になるクイズに、横一列に並んだメンバーが、一文字ずつ答えを書き、7人で一つの答えを作るというゲームで、メンバーの絆を確認するという趣旨だった。2回目公演のクイズは、英単語の綴りや外国の首都の名前などを答えるというものだったが、おとぼけ解答連発で場内の笑いを誘った。

　クイズで不正解が多かったことの罰ゲームとして、全員で苦いお茶を飲むことに。それぞれが顔を歪めて一気飲みする中、まるで味わうかのように、苦いお茶をちびちびマイペースに飲んでいたのが佐保。だが決して味わっていたわけでわなく、じわじわと苦悶の表情を浮かべていった。

　エンディングで加入1周年の感想を語った佐保。「人間って1年でこんなに仲良くなれるんだなと思いました」という、ちょっと微妙なコメントで場内の笑いを誘った。決して、もともとが仲が悪かったということではなく、この1年でますますメンバーの絆が深まったことを伝えたかったようだ。

　ラストはモーニング娘。の名曲『I WISH』を全員で歌い、ステージをしめた。

　アップアップガールズ(仮)は、ハロー!プロジェクトの研修課程を卒業した女の子7人組グループ。最近はオリジナル曲も続々発表、第一弾『Going my ↑』はCDとしてリリースされた。