九州発のアイドルグループ・LinQ（リンク）が1日、代官山UNITにてワンマンライブ「TOWER RECORDS presents 東京初！ 全員集合ワンマン LIVE 『LinQ、襲来』」を開催した。

　福岡を拠点に活動するLinQメンバー全21名が集合して東京でライブを行うのは初めてのこと。タワーレコードのアイドル専門レーベル『T-Palette Records』から全国リリースした「カロリーなんて」も好調で、東京での人気も高まっているLinQ。総長（リーダー）の上原あさみも「CDたくさん買っていただいたんで、今回飛行機で来れたんですけどね！感謝の気持ちを伝えるために盛り上げていきたいので楽しんでください！」と宣言。

　2月29日にリリースしたニューシングル「さくら果実／Sakura物語」は、LinQの妹チーム・PrettyQtyが「さくら果実」を、お姉さんチーム・SexyLadyが「Sakura物語」を歌っており、“どちらがＡ面か”を争う「LinQ春の陣！サクラ決戦！」という対決ムードをあおっている。ライブ中盤、QtyとLadyがそれぞれの衣装に着替えて向かい合うと、Qtyの高木悠未（14）が、Ladyの上原あさみ（26）に対し「腰とか大丈夫ですか、踊り終わったあとゼイゼイいってますけど。そろそろ制服衣装も大変そうなので…」と先制パンチ。

　しかし負けじと上原も「さっきから声だけ聞こえるんやけど、ゆうみんどこいったーっ？」と身長139cmの高木に逆襲。そこから「会場が広すぎて見えんかった」（上原）「あたしがちっちゃいからや！」（高木）というフジモン顔負けのお決まりのパターンに。一触即発の事態に「冷静にパフォーマンスで勝負しましょうよ！」「どっちが真のA面か決めましょう！」とパフォーマンス対決になだれ込む。チェックのスカートで制服風の衣装のQtyと、ヘソ出しでセクシーな衣装のLadyが、交互に登場して新曲を含むそれぞれの個性あふれる楽曲を披露。ファン両者に惜しみない歓声を贈り、この勝負は両者の勝利という形に。

　アンコール後にはライブ前にメンバーで組む“円陣”をファンと一緒に行った。「Love in 九州！」の掛け声で会場が一つとなり、メンバーも九州に居るようなホーム感を覚えたようす。総長も「去年の3月1日はLinQのメンバー初顔合わせの日だったんですよ。まさか１年でこんなところまで来れるとは」と思わず涙ぐんだ。このライブのあと大阪、名古屋、そして福岡へとシングルキャンペーンを展開、全国区のアイドルに向けて大きく一歩を踏み出した。