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2012/03/02 16:04
『第5回魔法のiらんど大賞』の入賞者決定。ケータイ小説から新たな才能がデビュー
ケータイサイト『魔法のiらんど』が実施するケータイ小説コンテスト『第5回魔法のiらんど大賞』の贈呈式が、27日、都内で行われ、5人の受賞者や、『魔法のiらんど』のイメージガールをつとめる松井愛莉(さくら学院)らが登壇。入賞者たちは「まさか私が選ばれるとは…」と、それぞれ感激の表情を見せた。
ケータイ世代の10〜20代前半の自己表現活動を応援するために2007年から実施されている『魔法のiらんど大賞』。これまで『携帯彼氏』『激(ハート)恋』『金魚倶楽部』など、映像化された作品を生み出しており、注目されている。その第5回の贈呈式が行われ、「最優秀賞」の蜜柑(みかん)さんをはじめ、「歴史部門賞」の、ひなさん、「ノンフィクション部門賞」のam(あむ)さん、「切ない部門賞」と「8×4デオウォーター賞」をW受賞した、ゆーりさん、MAP(ミライ・アクターズ・プロモーション)賞を受賞した早月雨芽(さつき・あめ)さんの5人が登壇した。
『見てる。(ストーカー)』で「最優秀賞」に選ばれた蜜柑(みかん)さんは「高校生の時にノートに小さく書いていた世界を、たくさんの人に支持してもらえてうれしいです」と感激の様子。プレゼンターは彼女の作品について「身近な人、愛する人を題材にここまで怖い話が作れるのはすごいと思います。こちらの予想をはるかに超える展開。納得の1位です」と絶賛した。
また『心が君を、探してる。』でMAP賞に選ばれた早月雨芽(さつき・あめ)さんは、「入賞とは無縁だと思っていたのに、選ばれて本当にうれしい。読者のみなさんに感謝したいです」と感激の表情。もともと文章を書くのが好きだったという彼女。「現実にはないくらい、きれいで純粋で理想の世界を描きたいと思って…」と今回の作品を執筆したきっかけを話した。
同作品は2013年、ミライ・アクターズ・プロモーションの『TWILIGHT FILE』シリーズの作品として映画化される予定だ。早月さんは「自分の作品が映像化され、スクリーンに映し出されるなんて信じられないです」と驚きを隠せない。映画のプロデュースを手掛ける、ミライ・アクターズ・プロモーション、神品信市氏は「主人公の春香がとても純真で、まっすぐで、やさしさにあふれていて、読んでいて、とってもホットな気持ちになれました。素敵な作品に出会えたことをうれしく思います」と映画製作への期待感をにじませた。
早月さんの作品以外の入賞作も、すべて書籍化を予定している。







