1月にファーストアルバム『One for YOU!』をリリースしたばかりのアイドル歌手・吉川友が、初のワンマンライブ「きっかフェス」を、19日、東京・新宿BLAZEで開催した。それぞれ内容の違う全3回公演で、のべ1600人のファンを動員した。ソロデビューまで時間がかかった吉川は「たくさんの皆さんの前でワンマンライブができて本当にうれしいです」と、改めて喜びをかみしめた。

　昨年、シングル『きっかけはYOU！』でデビューして以来、順調にリリースやテレビ出演を行ってきた吉川友。今回が初のワンマンライブとなった。第1部は「元気っか」、第2部は「泣きっか」と題し、それぞれ、元気になれる曲と、泣ける曲で構成。ライブ内の企画で、吉川がシンガーソングライターを目指し、作詞をするコーナーも設けられ、出身地である茨城への愛を歌った『茨城の歌』、自分のダメ人間さを歌った『こんなきっかでよかったら』の2曲が発表された。

　第3部の『One for YOU! 〜アルバム曲全部出来っか!?〜』では最新シングル『こんな私でよかったから』をはじめ、アルバム収録曲をすべて披露した。

　ラストには「アイドルに憧れて、14歳でハロプロエッグ(研修生)に入り、高校を卒業する時に進路はどうしようか悩んで、それでもデビューさせてもらって、でもそれからも毎日、忙しくて大変な日々でした。でも今日、こうやってたくさんの皆さんの前でワンマンライブができて本当にうれしいです」と喜びを語った。

　最後には「目指せ東京ドーム!!」と宣言し、デビュー曲『きっかけはYOU!』を大歓声の中、熱唱した。

　なお、吉川も在籍したハロー！プロジェクトの研修生の新メンバーを募集するオーディションが現在開催中だ。