元カリスマキャバクラ嬢・立花胡桃の自伝的ベストセラー小説を原作にした映画『ユダ』の主演女優オーディションが行われ、3000通を超える応募の中から、女優・水崎綾女（みさきあやめ）がヒロインに選ばれた。

　原作『ユダ』は、現在TV番組コメンテーターも務めるタレント、作家、プロデューサーの立花胡桃の経験を基に、キャバクラ嬢として歌舞伎町のナンバーワンにのぼりつめてもなお、男をコントロールし、おもちゃのように操り、大金を稼いでいく主人公の、19歳からの8年間を描いた物語。

　今回、同作の映画版主演女優を発掘するために一般公募オーディションを開催。濡れ場も厭わないという一般、女優、現役キャバクラ嬢まで、10代から50代にも及ぶ女性からの応募が3000通集まった。書類審査で300名に絞られ、二次審査では34名に、そして三次審査となるキャバクラ嬢の衣装での実演で7名にまで絞られた。そして最終審査によって、女優・水崎綾女が選ばれた。

　水崎は映画『アベックパンチ』やドラマ、舞台などに活躍の幅を広げる新進の女優。「『原作の小説を読んだ時にビビビと来て、監督に初めてお逢いした時もビビビと来たので、運命を感じました。クランクインまでの役作りは大変ですが、素敵な作品を作れるように頑張りたいと思います。いい意味で期待を裏切っていきます」と意気込みを語っている。

　映画『ユダ』はヒロインを得て撮影をスタート。2012年に公開される予定だ。