5人組アイドルグループ・ももいろクローバーZが24日、ホビーメーカー・バンダイの大人向けコレクターズアイテムが一堂に会する恒例のイベント『TAMASHII NATION 2011』のプレス発表会にゲストとして出演。バンダイからフィギュアとして商品企画がスタートした「ももクロ」メンバーは、自身のフィギュアを手に取り、「すごーい」と驚きの声を挙げた。

　ももいろクローバーZのフィギュアが「いじって楽しいデフォルメフィギュア」のブランド『chibi-arts(ちびアーツ)』からの商品化が決定したことを受けて、25日から3日間、AKIBA_SQUAREにて開催される『TAMASHII NATION 2011』の応援に駆け付けたメンバーたち。メンバーの高城れには、自分たちがフィギュア化されると聞いて、「私は前世の記憶が37個あるんですけど、江戸時代は人形作りをしていたので、前世の因縁なのかなと思いました」と笑顔でコメント。またリーダーの百田夏菜子は「小さいころからバンダイさんの『おジャ魔女どれみ』ちゃんが大好きだったので、スゴイ嬉しかったです」と今回のコラボを喜んだ。

　そしてステージ上のメンバーの元へ、現在世界に1点のみの試作品が登場。「ここで持って帰ったりしてしまうと、明日から一人いないことになってしまいますから注意してください」という司会の言葉に、「落っことしたりしたらもうダメ？」（百田）「そしたら、れにちゃんは居ないの明日から」（玉井詩織）とおっかなびっくりのメンバー。しかし実物のフィギュア5体が登場すると「かわいー！」「すごい！すごい！」「ももクロだぁ」とテンションもあがりまくり。

　このフィギュアの製作にあたっては、メンバーも積極的に意見を出し合ったという。高城は「私毛量が少なくて、今の時期だと余計にさみしくなっちゃうんですけど、作るときにちょっと髪のボリュームが欲しいですって発注したら、思い通りにしてくれて嬉しいです」と満足げ。また佐々木彩夏の場合、「フィギュアにママの監修が入るかも？」という話があったというが、「シュークリームを持っているところが、あーりんのポイントだと思うんです。メンバーが“あーりんはシュークリームを持ってたほうがいいんじゃない？”って提案してくれたんですけど、ママ的には“いらないよ！”って感じだったんです。でもあーりん的に持ちたかったので、持たせました！」と、こちらも要望通りにフィギュア化。

　目の形や口元、髪形などの特徴をとらえてデフォルメしているのが、このフィギュアのセールスポイント。百田のフィギュアでは、なんとエクボまで再現されているという。「最初、付けるか付けないか悩んだんですけど、メンバーと相談したら、やっぱりエクボは私のチャームポイントなので付けてもらったんですけど、やっぱり今見て付けて良かったなと思いました。すごく嬉しいです」（百田）。

　玉井の場合は「作ってくださるというときに、長い髪のときの資料をお渡ししたのに、その間に髪を切っちゃったので、バンダイさんにはご迷惑をおかけしました（笑）。最初長い髪で作って下さったのに短くしていただいて…」という製作エピソードもあったが、実は髪型や付属パーツを取り替えることも自由にできるのだという。「あーりんは髪が長い時しか見たことないから取り替えてみたい」（百田）「フィギュアで似合うかどうか試してから」（佐々木）と、早くもメンバー同士遊び方まで想像が膨らんでいるようだ。

　有安杏果の場合はちょと事情が違っているようで、「メンバーと並ぶと、身長がホントは小さいんですけど、こうやってフィギュアにしてもらうと身長が一緒なので、ちょっと夢見れて嬉しいです（笑）」と、全高約100ミリに統一されたフィギュアシリーズ『chibi-arts』の恩恵（？）にあずかったことを喜んでいた。

　この日は新曲「サンタさん」の衣装で登場したももいろクローバーZ。クリスマスの想い出について聞かれると、有安は「去年のクリスマスに、日本青年館で初の単独ホールコンサートを演らせていただいたのが、今までのなかで一番の思い出。今年のクリスマスもさいたまスーパーアリーナで演らせていただくので、来年“クリスマスの思い出は？”って聞かれたら、今年のさいたまスーパーアリーナが一番の思い出だったって言えるようなライブにしたいと思います」と、近づいてきたビッグなライブに想いを馳せていた。