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2011/09/27 20:39
過去最高の33名が“仮”合格! AKB48『第13期研究生オーディション』最終審査開催
アイドルグループ・AKB48の『第13期研究生オーディション』最終審査が24日、都内で開催された。全国から集まった12〜18歳までの2次審査合格者・57人が、ダンス審査、歌唱・自己PR審査に臨み、33名が仮合格を果たした。この後、運営スタッフとの面談やレッスンなどの結果・経過を見たうえで、正規の第13期研究生が決定する。
この日集まった最終審査進出者・57名は、課題曲「フライングゲット」のサビがエンドレスで流れる中、ダンスの最終チェックに余念がない。エントリー番号の近い子と仲良く話す様子も見られたが、運命の決まる審査を控えた表情は真剣だ。練習時間が終わると、5名ずつがスタジオの中央に呼ばれ、前後列を入れ替えて2度行う「フライングゲット」のサビの振付披露に臨んだ。笑顔で踊り切る者、緊張のあまり振りが飛び、動きが止まってしまう者など、その表情は様々だ。
休憩を挟んで後半は、総合プロデューサー・秋元康氏ら15人の審査員が参加しての歌唱・自己PR審査。一人ずつ審査員の前に立ち、カラオケで自ら選んだ自由曲を披露、その後審査員との質疑応答という流れで審査は進んでいった。「桜の花びらたち」「あなたがいてくれたから」「初日」「遠距離ポスター」「チャンスの順番」などのAKB48の楽曲のほかに、大塚愛や安室奈美恵、中島美嘉らのJ-POP、なかには懐メロや洋楽を披露した参加者もいた。秋元の指示でカラオケは歌の途中でも終了し、ほとんどの参加者がワンコーラスを歌いきることはなかったが、歌った長さと選考結果には直接関係はなかったようだ。
質疑応答では、審査員が順番に回り持ちで質問。選曲の理由や、“推しメン”について、AKB48で目指すポジションや、やってみたいことなどについての質問が飛んだ。なかには何度目かの挑戦という参加者もおり、「悔しくて、受かるまで受けてやろうと思った」と意気込みを話していた。
別室での審査の後、再び集合した最終審査参加者に、仮合格者33名のエントリーナンバーが告げられた。まだ「仮」が付いているうえ、不合格となった者もその場に居るためか、嬉しさを表現するというよりホッとしたような表情を浮かべるにとどまった合格者たち。しかし、多数の報道のカメラを前にした初めての取材撮影の際には、少しずつ実感が湧き、笑顔を浮かべる様子も見られた。
過去最多33名の仮合格者が誕生した研究生オーディション。しかし彼女たちがAKB48の正規メンバーとして活躍するまでには、研究生への正規採用、研究生からの昇格というハードルが待ち受けている。まだまだそのスタートラインに立ったばかりの33名の仮合格者たち。しかしその表情は希望に満ちていた。