俳優・瀬戸康史が、10月8日スタートの新番組『グレーテルのかまど』(NHK)でナビゲーターを務めることが決定、5日NHK放送センターにて記者会見が行われた。

　番組ナビゲーター初挑戦となる瀬戸は「人にものを伝えたり、感情を表に出したりするのが、芝居以外では苦手としている部分」と弱気な一面も見せたが、「でも、今回は素直に喜んだりとか、難しがったり、自然な感じで料理もしつつ、VTRの感想などもみなさんにしっかり伝えて行ければと思います。忙しい女性や頑張ってる女性がたくさんいる中で、癒しの番組になってくれればいいなと思います」と力強く意気込みを語った。

　同番組は、仕事や子育てに追われてるからこそ、“ひと息つける自分の時間”を大切にしたい。そんなオトナの女性のために、“美しく”“優しく”“柔らかく”スイーツに迫るという内容。童話『ヘンゼルとグレーテル』で、お菓子の家の“かまど”を覗きこんだ魔女の背中を突き飛ばし、自らの才覚で人生を切り開いたグレーテルのお話によせて、毎回ひとつのお菓子（スイーツ）を取り上げ、レシピとそのお菓子にまつわる多彩な物語を紹介する。

　現代の“ヘンゼル”としてナビゲーターを務める瀬戸は、毎回そのお菓子のストーリーに合わせたオリジナルのレシピにそってお菓子作りにも挑戦。「まったく料理ができない人間なので、学ぶことや発見も多いし、勉強になってます」と語った瀬戸に対し、同番組のレシピ監修・協力を務める『辻調グループ校』の講師からは、『手際が良くて驚いた。これからに期待します！』と大絶賛され、「プレッシャーです」と苦笑い。

　7月30日放送済みのパイロット版では『向田邦子の水ようかん』に、そして第1回目の放送で『スヌーピーのチョコチップクッキー』にチャレンジした瀬戸は「和と洋でまったくつくり方が違ったり、その都度習わなきゃいけないこともたくさんあって、大変。でも役者として、“出来ていく過程”が面白かったりする。料理も一緒だなと感じていて、ぜんぜんできなくても出来ていく過程が面白かったり、完成したときの達成感が本当に気持ち良い！」と満面の笑み。瀬戸が番組内で作った『スヌーピーのチョコチップクッキー』は、会見に訪れたマスコミ陣にお土産として振舞われた。

　また普段から甘いものを口にする甘党だと語り「おばあちゃんがよく蒸かし芋を作ってくれて毎日のように食べていて。その頃からさつま芋が食べ物の中で一番好きなので、いつかさつま芋のスイーツを作ってみたい！ 取材の差し入れで、芋系をもらうことが多くて、今日もこの前頂いた芋ようかんを食べてきました！」と、終始“芋好き”を猛アピールするひと幕も。

　新番組『グレーテルのかまど』は、10月8日（土）スタート（夜9：30〜9：55 Eテレ）。ナビゲーター（ヘンゼル役）を瀬戸が務め、童話にも出てくる“かまど”の声とナレーションをキムラ緑子が務める。

　なお、瀬戸が所属するワタナベエンターテインメントが、小学生から大学生の男のコを募集する『ミスターキャンパスNO1オーディション』の全員面接を10月からスタート。応募の詳細は、現在発売中の『デ☆ビュー』10月号に掲載。また瀬戸がメンバーに名を連ねるD☆DATEの1stツアー東京公演のレポートがデ☆ビュー10月号に、『デ☆ビュー』10月1日発売の11月号には、瀬戸康史がインタビューに登場予定。