主演俳優を一般公募で選ぶという斬新な試みで話題の、今秋スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『俺の空 刑事編』。その最終候補者10人が、25日、東京・原宿と浅草の街頭に登場。街行く人々に「主役にはぜひ自分を！」とアピールした。

　ドラマ『俺の空 刑事編』の主演俳優オーディションは同作品の主人公「安田一平」役を一般公募で選ぶというもので、4月に募集をスタートした。6月の2次選考などを経て、現在最終候補者10人に絞られている。

　その10人が、今回「『俺の空 刑事編』オーディション　街頭総選挙」にチャレンジ。
これは、10人が東京の原宿と浅草の街頭で横一列に並び、街行く人々に自分をアピール。そして目にとまった候補者が持つボードにマーキングして投票してもらうという企画だ。

　原宿の回では、ラフォーレ近くの交差点に10人が登場。まるで選挙運動のように「よろしくお願いします！」と声を張り上げた。最初は緊張気味だった10人も投票が始まると、ライバルに負けないよう、精一杯自分をアピールした。

　原宿という場所柄、若者を中心に、母親に手を引かれた6歳、7歳の女の子や、外国人まで、幅広い人たちが投票した。

　候補者の一人、庄野崎謙くんは「原宿のみなさんは温かくて、ありがたかったです。
最初は緊張したけど、声を出していたら、やる気が出ました。自分を信じて、自分なりの安田一平を演じてみたいです」と意気込みを語った。

　この日は原宿、浅草の会場を併せて、1000人が投票。この結果も審査に加味され、7月10日に主役が決定する予定だ。

『俺の空　刑事編』は、『サラリーマン金太郎』などで知られる本宮ひろ志の代表作をドラマ化した作品。今回、主人公「安田一平」役を、18歳以上30歳未満の男性を対象に一般公募オーディションを行った。今秋スタート予定。