D-BOYSの牧田哲也が主演する映画『アベックパンチ』の完成披露試写会が7日、スペースFS汐留で行われ、牧田をはじめ、鈴之助、水崎綾女、武田梨奈らが登壇した。

　『アベックパンチ』は、男女のアベックが手をつないで行う架空の格闘技をテーマにした人気コミックの映画化作品。主演の牧田は「アクションの経験がなかったので、イチからの稽古でした。でもパートナーの水崎ちゃんがアクション得意なので、ひっぱっていってもらった」と撮影を振り返る。

　牧田とペアを組む水崎は「私はアイディアを出すのは得意でどんどん出していったんですが、いざ二人でその技をやるとなるとホントに難しくて。でも牧田さんは“いいよいいよ”ってやってくださって。逆に一人ではできない技が二人だと出来たり…。そこが見どころかなと思ってます」と絆を深めながら役をつかんでいったことを明かした。

　一方の武田梨奈と鈴之助のペアも、「身長差がすごくて手の長さが違うので、パンチができないんですよ。でもそのデコボコを生かして、鈴之助さんの上に乗っかって、牧田さんたちにはできない技を考えようと…」（武田）、「絶えず僕は踏み台にされて…」（鈴之助）と独特のアクションを生み出したようだ。

　フォトセッションが終了すると、水崎と武田によって突然バースデイケーキが運び込まれ、会場全体が『ハッピーバースデイ』を歌って、この日27歳誕生日を迎えた牧田をサプライズで祝福。実は牧田が「マネージャーに説教されてる時」に全体でリハーサルを行っており、「いつもマネージャー、オレにそんなに言わないのに、“主演なんだから、主演らしく立ち振る舞いなさい”とか、マイクの持ち方まで言われたんだよ！マネージャー、意外に演技うまいな。すげ〜騙されたっ」と喜んだ。

　牧田は「27歳って自分の中で節目だなと思ってて、この一年はホントに頑張って行きたいと思います」と改めて抱負を語り、「絆を深め合いながら撮影に挑んだ作品。純粋な気持ちで楽しんでいただければと思います」と初の単独主演映画を力を込めてアピールした。