ハロー!プロジェクトの4人組アイドルグループ・スマイレージが、29日、東京・ヴィーナスフォートで、メジャーデビュー1周年記念イベントを開催。「2年目の目標は『紅白歌合戦』に出ること」と意気込みを語った。またイベントの最後には、スマイレージの新メンバー募集が行われることも発表された。

　スマイレージはハロプロの研修生「ハロプロエッグ」から選抜された4人で結成。09年にインディーズデビューした。そして昨年5月、プロデューサー・つんく♂からの「1万人の笑顔の写真を集めて、モザイクアートを作る」という課題をクリアして『夢見る15歳』でメジャーデビューを果たした。

　この日のイベントでは、デビューシングルをはじめ、ヒットシングルを次々と披露、
ファンは熱狂的な盛り上がりを見せた。

　歌の合間のトークで、リーダーの和田彩花は「1年前、メジャーデビューを発表された時はまったく実感がなくて、電車の窓の外に、私たちの大きな看板が見えて、すごいなと思いました」と1年前を振り返った。

　この1年で特に印象に残っているのは、やはり昨年末の「日本レコード大賞」最優秀新人賞の受賞。この日のメンバーの衣装は昨年のレコード大賞の時に着用したものだった。

　レコード大賞に出演したことで「FUNKY MONKEY BABYSに会えたことがえれしかった」というのは前田憂佳。「もともと大ファンで「レコ大の時に、メンバーの方が『スマイレージの中で僕たちの曲をよく聴いてくれている人がいるそうだけど』と、こちらに来てくださったんですけど、最初恥ずかしくて思わず、かくれてしまいました」と照れ笑い。

　この日のイベントではハロー!プロジェクトの先輩、真野恵里菜、矢島舞美(℃-ute)、清水佐紀(Berryz工房)、矢口真里、高橋愛(モーニング娘。)、中澤裕子が、スマイレージに向け、映像で応援メッセージを送った。矢口は「これからのアップフロント(所属事務所)を支えるのはスマイレージ」と太鼓判。「これからも今のピュアなままで頑張ってほしい。スマイレージのバーターで仕事呼んでください」と、話し、場内の笑いを誘った。また高橋は「これから10年、20年と続けていって、モーニング娘。(の活動期間)を抜いてください」と激励した。

　そして応援メッセージのラストには、プロデューサーのつんく♂が登場。「この1年みんなよく頑張った。レコード大賞の最優秀新人賞も一生に一度しか獲れない賞。立派だった」と4人の頑張りを称えた後、突然「スマイレージの新メンバーを募集する」ことを発表した。メンバーたちは動揺しながらも、2年目の決意を新たにした。オーディションは、来月4日から、6月の土日に、東京・渋谷で面接会を開催。書類審査は行わず、応募用紙を持参して会場に来ると、面接を受けることができる。応募資格は中高生の女性、またはそれに相当する年齢の女性だ。

　最後に「スマイレージらしさといえば元気だと思います。でも新しいメンバーも入るし、元気だけじゃなく、かっこいいパフォーマンスを見せていたきたいです。2年目もよろしくお願いします」(前田)、「昨年は最優秀新人賞をいただきましたが、NHKの『紅白歌合戦』は出られなかったのが悔しかった。だから今年は『紅白』に出たいです」(和田)と抱負を語った。

　スマイレージは8月3日にニューシングルを発売することも発表した。