AKB48の前田敦子主演映画『もし高校野球部のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の完成披露イベントが10日、六本木ヒルズアリーナで開催された。峯岸みなみは、会見中ずっと自分の手を握っている前田の「甘えん坊」ぶりを暴露。しかし「お芝居になるとシャキッと女優さんの顔になる」と、主演女優の前田を立てていた。

　野球部にちなんだ人工芝のグリーンカーペットに制服姿で登場した、主人公・川島みなみ役の前田敦子は、「『もしドラ』は、夏の“ザ・青春映画”。心温まる、そして感動していただける青春映画です。是非観てください」とアピール。

　そして後輩マネージャーの北条文乃役の峯岸みなみは「ドラッカーって少し難しいんじゃないかなっていう人も多いと思うんですが、大きなテーマとして“真摯にひたむきに”という言葉がありまして。それは誰しも持っているものだと思うので、老若男女問わず、共感してもらえる映画になってると思います。私もあんまりお芝居の経験がなくてすごく緊張してたんですが、とにかく“真摯にひたむき”に撮影に臨みました」とコメントした。

　前田との共演について峯岸は「あっちゃんが一緒にいて、とても心強かったと思います」と言いつつ、自分の手を握っている前田の手を取材陣に見せて「あっちゃんは実は普段は甘えん坊で、こうやって人に触るクセがあって」と、「甘えん坊」ぶりを暴露。しかし「お芝居になるとシャキッと女優さんの顔になって、それを間近で観て、いつも一緒にいる普段のあっちゃんとは違う顔を見られて、すごく刺激になりました」と、主演女優・前田の実力を絶賛した。

　最後に前田は、「学生のみなさん、野球部のみなさん、そしてマネージャーのみなさんにはもちろん観ていただきたいんですけど、『マネジメント』という本は、生きてる中でも他のことにきっと役に立つ言葉がたくさん詰まっている本。それを使って野球部が甲子園を目指すっていうお話なので、みなさんにも何か役立てていただけるものが見つかれば嬉しいなと思います」と、マネージャーらしくまとめてみせた。

　『もし高校野球部のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』は6月4日全国ロードショー。