ヒーローをテーマにしたケータイ小説大賞『Ｅ★エブリスタ×角川コンテンツゲート　ヒーロー小説大賞』の授賞式が2日、角川グループホールディングス本社で行われ、俳優・藤岡弘、とアイドルグループ・ももいろクローバーZがプレゼンターとして登壇した。

　仮面ライダー1号を演じ、ヒーローの代名詞と呼べる存在の俳優・藤岡弘、。そして日本中を笑顔にするべく、全力でライブ活動を行う“週末ヒロイン”ももいろクローバーZ(ももクロZ)が、『ヒーロー小説大賞』のプレゼンターとして初競演を果たした。ももクロZの5人に囲まれた藤岡は「いやぁ可愛いねぇ凄く。自分の娘みたいで、可愛くてさっきから見とれてたんです」と目を細め、ももクロZのリーダー百田夏菜子も「まさにヒーローって感じで、最初にご挨拶した時から“うわぁー”ってなりました」と憧れのまなざし。

　小説のテーマ“ヒーロー”にちなんで、それぞれに“自分が思うヒーロー”を聞くと、藤岡は「歴史的に国のために殉じていった人はすべてヒーローだと思いますね。今の時を思うと、この国難の時に命懸けで作業をされている自衛隊、消防隊、警察官、ボランティアの方々、そういう方達は、自己犠牲の精神、侍の魂をもって武士道精神を黙々と実践していらっしゃる。今は皆さんがヒーローだと思います」と、自身も被災地に独自の支援を続ける身として敬意を払った。

　一方、ももクロZのメンバーは、「ひいおじいちゃんです。私がちっちゃいときにいろいろ大事なことを教えてくれて。それが今でも心に残っていて、迷った時にその言葉を頼りに頑張って行けるので」（高城れに）、「ももクロZのヒーローはマネージャーさんです。私たちはあんまりしっかりしてないところがあって、そういう時にビシっとまとめてくれるんです」（玉井詩織）、「小さなことでも気遣える、人が嫌がることでも、ちゃんと自分がやろうって思える人はヒーローだと思います」（佐々木彩夏）、「両親です。いつもそばで支えてくれる一番の理解者だからです」（有安杏果）とそれぞれに等身大のヒーロー像を語り、百田は「人のために頑張っている人はみんなヒーローだと思うし、私たちもヒーローじゃないんですけど、ライブとか今できることでたくさんの人を笑顔にして、ヒーローに近付けるように頑張りたいと思います」と決意を新たにした。

　ももクロZの笑顔に囲まれた藤岡は「皆を勇気づける素晴らしく可愛い笑顔だね、皆に勇気を与えて明るくしてくれるからいいね！　優しく思いやりのある子になってね。ちょっとオヤジめいたことを言ってしまってゴメンなさい（笑）」と5人を絶賛。それを受けて佐々木も「こんなにカッコよくて頼れるお父さんだったら羨ましいなって思います！」とぞっこんだった。

　最後に「日本の未来も世界の未来も子供たちにかかっているんでね。こういう素敵な子たちがいれば未来はありますよ！　愛と夢と希望を捨てないように、頑張って！」とヒーロー・藤岡から未来を託されたももいろクローバーZの5人は「ハイ！」と力強い声で応えていた。

　『Ｅ★エブリスタ×角川コンテンツゲート　ヒーロー小説大賞』の受賞結果は下記の通り。大賞：『ソロモンの詩篇』／作・HALO、優秀賞：『ラーナ神剣伝』／作・TAKA、優秀賞＆ももいろクローバーZ賞：『シュバルツ・ロワ〜漆黒の王〜』／作・哀楽、佳賞＆藤岡弘、賞『ゴミヒーロー』／作・茜さらさ。