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2011/04/13 13:12
氷川きよしらが歌で被災地にエール。「元気と希望と明るさを歌で届けたい!」
山川豊、田川寿美、水森かおり、氷川きよしらが所属する長良グループが、所属演歌歌手が集結したコンサート「第十二回・夜桜演歌まつり」を、12日、東京・練馬文化センターで開催した。この公演は東北地方太平洋沖地震の復興支援チャリティ公演として、収益金は全額日本赤十字社に送られる。出演した氷川きよしは「テレビなどで惨状を見るたびに悩みましたが、前向きな気持ちになってもらえるよう、元気と希望と明るさを歌でお届けできたら」と力強く語った。
長良グループ主催の「夜桜演歌まつり」は2000年にスタート。桜の季節に都内23区を23年かけて回ろうというこの公演は今回で12回目になる。デビュー年の第1回から参加している氷川きよしは『きよしのズンドコ節』と新曲『あの娘と野菊と渡し舟』を熱唱した。各歌手もそれぞれ代表曲と新曲を披露したほか、山本リンダ、ビリケンらがゲスト参加、バラエティに富んだステージとなった。
今回の公演は、東北地方太平洋沖地震の復興支援のためのチャリティコンサートで、収益金は全額日本赤十字社に送られる。会場には募金箱も設置され、終演後には出演者たちがロビーに立ち、募金を呼びかけた。第一部の公演終演後の記者会見で、山川豊は「これからも歌を通じて、支援の大きな輪を広げていきたい。被災地のみなさんはまだまだ大変な思いをしています。長く支援を続けていかなければ」と訴えた。
また宮城県松島を舞台にしたヒット曲『松島紀行』を持つ水森かおりは、「震災の後、宮城の知人に電話しましたが、電話の向こうでサイレンの音が聞こえるなか『水森さんの声で生きる勇気がわいてきました』と言われて、逆に励まされました。歌で恩返しをしたいです」と声をつまらせた。
氷川きよしは「テレビなどで被災地の惨状を観るたびに悩んでいました。今、自分に何ができるのかな、と」と一瞬苦悩の表情を見せたが、「歌い手として、公の場に出ている者として、テレビ、ラジオで歌うことで、みなさんに前向きな気持ちになってもらえたらと思います。元気と希望と明るさを、歌でお届けできたらいいなという気持ちになっております。微力ですがご協力できることがあれば参加したいです」と力強く語った。







