AKB48の松原夏海が、23日にシネマート六本木で開催される『シアターエアリー朗読劇本公演』で朗読劇に挑戦する。映画館を使って絵本や漫画の映像をバックに朗読を行う“リアル朗読劇”で、松原はグリム童話をミックスしたオリジナル作品『グリムの森』に出演、主人公の少年・カケル役を演じる。

　今回はシアターエアリーの二つのシリーズ、あたたかいグリム童話を主にした『朗読NIGHT』と、BL（ボーイズラブ）漫画に特化した『ヴォイスメッセージ』の二本立てで上演。近年ドラマ出演で女優としても実力を発揮している松原夏海は、グリム童話のストーリーがミックスされたオリジナル作品『グリムの森』（アライサキコ著）に出演する。

　とある町のブックカフェに、今日もピノじいさんの朗読を楽しみにたくさんの子供たちが集まってくる。その中にはいじめられっ子・カケルの姿も。そしてカケルは絵本の中から語り掛けてくる声を聴く…。グリム童話のキャラクターたちとカケルが織りなすあたたかいお話だ。

　今回の作品について松原は「カケルは自分に自信の無い男の子。朗読劇なのでカケルになろうとするんですが、男の子って難しい(笑)。どんな声質がいいのか、言い回しは？　喋りの速さは？　っと疑問だらけです。私の頭の中のカケルがみなさんに伝わるのか…。でも、こうやって試行錯誤していくのが本当に楽しいです。みんなでひとつの物語を素敵な作品にします!!」と意気込みを語った。

　そして「映画館のスクリーンを使用しながらの朗読劇ということで、キャストも演じますが、同時に映像も出るのでわかりやすいと思います。大人でも子供でも楽しめる『グリムの森』をたくさんの方に見ていただけると嬉しいです。ご来場をお待ちしております!!」と、２次元と３次元が融合した、新しいスタイルの朗読劇をアピールした。

　松原のほか、『ミスマガジン2010グランプリ』の新川優愛、アイドル評論家アイドル・鎌田紘子、女優白石まるみの娘・守永真彩ら多彩な女性キャストが集合する。一方、新書館にて発売されているＢＬ漫画を全て男性キャストで演じる人気シリーズ『ロミオ×ロミオ』が二本立てで上演される。

　シアターエアリー朗読劇本公演『グリムの森』『ロミオ×ロミオ』はシネマート六本木にて23日に全3回公演。なお本公演は、東北地方太平洋沖地震の被災者へのチャリティーイベントとして、入場料など収益の一部を日本赤十字社を通じて義援金として寄付することが決定している。