ニュース
2024/02/06 19:05
連続テレビ小説『ブギウギ』の脚本家・足立紳監督が短編映画制作 別府短編映画制作プロジェクトがプロ・アマ問わずキャストオーディションを開催
温泉の街・別府を舞台に別府ブルーバード劇場でしか観られないオリジナルの短編映画を、地元の魅力たっぷりにオール地元ロケで制作するプロジェクト「別府短編映画制作プロジェクト」が、現在放送中の連続テレビ小説『ブギウギ』の脚本でも知られる足立紳監督の最新作のメインキャストをプロ・アマ不問で募集する。
「日本屈指の映画監督」が短編映画を制作。監督はリレー方式に代わっていき、それぞれが決まったルールに則ってオリジナルのストーリーをつむぎ出していく別府短編映画制作プロジェクト。次作は豊後大野市が舞台となる。
募集しているのは応募開始時(満25歳以上)応募締め切り時(満35歳以下)の男女。プロ・アマ、演技経験の有無は不問。応募の詳細は公式サイトおよびオーディション情報サイト「デビュー」に掲載。
■ストーリー
映画監督志望の太郎は短編映画のコンクールで佳作に入り、恋人のユキさんから旅費をもらって上映会場の別府ブルーバード劇場がある別府へと向かう。太郎の映画の上映会はガラガラの客入り。凹んだままに豊後大野の街に足をのば太郎に声をかけてくれた女性。それは別府の街を一人旅している時、偶然太郎の映画を観ていたと言う女性・未希だった。2 人の旅が始まる。
【募集キャスト】
・吉山 太朗/20代後半から20代:映画監督志望のフリーター
・竹村 ユキ/30代:太朗の恋人、太朗の良き理解者
・砂原 未希/20代後半:大分で出逢った謎の女性
■足立紳(Shin Adachi あだちしん)監督プロフィール
鳥取県出身。日本映画学校卒業後、相米慎二監督に師事。助監督、演劇活動を経てシナリオを書き始める。『百円の恋』(2014)で第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第17回菊島隆三賞受賞。『14の夜』(2016)で映画監督デビューを果たし、監督2作目の『喜劇愛妻物語』(2020)で東京国際映画祭コンペティション部門最優秀脚本賞、第42回ヨコハマ映画祭脚本賞を受賞。NHKドラマ『佐知とマユ』で第38回創作テレビドラマ大賞、第4回市川森一脚本賞受賞。2023年監督作「雑魚どもよ、大志を抱け!」がTAMA映画賞最優秀作品賞、高崎映画祭最優秀監督賞を受賞した。その他の作品に「アンダードッグ」「嘘八百」など多数、テレビドラマに「拾われた男」(NHK ディズニー+)、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」など。
■監督からのメッセージ
大好きなブルーバード劇場のある別府の街と、大好きサウナで有名な豊後大野市で映画を作れることがとても嬉しいですし、ワクワクしています!
めっちゃ面白い映画になるように頑張りますので、よろしくお願いいたします!
■別府短編映画制作プロジェクト概要
新型コロナウイルスの感染拡大により、観光都市別府への客足も遠のき、別府の町全体が苦しい状況に追い込まれている。別府駅前にある別府ブルーバード劇場は、岡村館長の父が「子どもにいい映画を観せたい」との思いから昭和24年に創業。以後、今年93歳になる現役女性館長の岡村照が70年以上にわたって映画を届けてきたが、現在は存続をも危ぶまれる厳しい状況が続いている。そんな中、別府ブルーバード劇場でしか観られないオリジナルの短編映画を、地元の魅力たっぷりにオール地元ロケで制作しようと始まったプロジェクト。特別な温泉の魅力あふれる別府の街、そして小さな映画館を再び元気づけるため、エンターテインメントが持つポジティブなパワーを持った映画制作を目指す。本プロジェクトは、別府市を舞台に「日本屈指の映画監督」が短編映画を制作。監督はリレー方式に代わっていき、それぞれが決まったルールに則ってオリジナルのストーリーをつむぎ出していく。
第1作品目:「惡党と物書き」(2022年公開)土屋哲彦監督、主演・津田寛治
第2作品目:「怪獣の湯大怪獣ブゴン」(2022年公開) 田口清隆監督、主演・青柳尊哉
第3作品目:「縁石ふちいし」(2023年公開)齋藤工監督、主演・安部賢一
第4作品目:「ナンバのハンパな借金取り〜陽気なカッパと珍道中〜」(2023年公開)大森亜璃紗監督、主演・吉田裕
第5作品目の徳井義実監督作品は現在準備中(今年、3月頃に公開)
※売上の一部は、別府の共同温泉の改修の支援に充てる。