名優・仲代達矢が在籍していた劇団俳優座のマネージメント部門・映画放送部が独立する形で設立。
85年に現在の社名へ変更。以来、仲代を中心に本格的俳優の育成とマネージメントを行なっている。一方で、映画やドラマ、舞台の制作・協力も手掛け、映画『鬼龍院花子の生涯』『月光の夏』『深い河』などのプロデュースも行なってきた。

まず仲代達矢主宰の私塾・無名塾へ入ることが所属の条件。プロダクションとしての一般公募は行なっていない。無名塾は授業料・入学金は取らず、3年間芝居を学んだのち、同社がマネージメントすることとなる。入塾試験には毎年、中学卒業〜26歳までの男女およそ1千人の応募があり、合格者は数名と、非常に狭き門となっている。公演の都合で募集のない年もある。

無名塾では芝居漬けの日々を3年間続けることとなる。所属後はすぐにプロとして扱われ、実際に仕事を行なっていく（外部出演は基本的に2年目以降）。また、無名塾卒業後は塾員となり、公演にキャストとして選ばれれば舞台でも活躍できる。