オーディション情報
横浜開港150周年記念舞台「マリア・ルス号事件」キャスト募集
主催:
「マリア・ルス号事件」製作委員会では公演に先立ち、下記概要にてオーディションを開催します。横浜開港150周年を記念事業を一緒に創り上げませんか?
「歴史を次世代に語り継ぐ仕事がしたい!」、「200周年まで待てないっ!」というあなた、奮ってご応募下さい!!
【主催】未来に残そう青い海」マリンイベント実行委員会
脚本・演出/平沼 成基
■ストーリー■
明治5年、 開港間もない横浜の港に一隻の船が入ってきた。船の名前は「マリア・ルス号」。当時日本とは条約未締結国であったペルー船籍の船であった。その船、客船というにはあまりにもみすぼらしく、ある晩、一人の清国人が海へと飛び込んだ。
男の名は木慶(モクヒン)。マカオにて騙されて乗船させられ、ペルーへと売られていくところであった。マリア・ルス号には木慶と同じく230名もの清国人奴隷がまるで荷物のように狭い船倉に詰め込まれていた。
この木慶が助けを求めたところから国際社会に向けて歩みだしていた日本は想像もつかない事件に巻き込まれていく。いや、若き志士たちが自ら飛び込んだというべきであろう。
国際的に非常に立場の弱かった日本は、国内でさえ治外法権に悩まされていたというのに、下手に外国の問題に手を出せば条約締結国の非難を浴びることは必定であった。 しかし、外交上の問題だけではなく、人道上許せないとして、断固立ち上がった日本人がいた。
大江卓、神奈川県権令。現在の副知事に当たるこの人物は、弱冠25歳にして政府高官たちがしり込みしたこの国際問題に敢然と立ち向かったのである。