2024.06.12
演出家・鈴木裕美による戯曲の読み方ワークショップ@雑遊
主催:バグ・ミュージック株式会社
鈴木裕美
コロナ禍、オンラインで始めた「戯曲の読み方ワークショップ」を、雑遊(東京・新宿)にて対面で開催するにあたり、参加者を募集している。
7月21日(日)
1部:概要編/13:00〜15:30
2部:実践編/16:30〜19:00
※15分前開場
終了後、有志での懇親会(実費)を予定。
会場:雑遊
■ごあいさつ
コロナにより演劇が一時止まってしまった2000年以降、「戯曲の読み方」のオンラインワークショップを30回実施してきました。今後もオンラインでの開催を続けていきたいと思っていますが、対面の「戯曲の読み方」ワークショップ再開します!
概論編
内容はこれまでオンラインでやってきたものと同じになります。
そもそもは、「戯曲の読み方を教えて欲しい」と俳優さんたちからリクエストを受けて始めたWSですが、教えるというのはおこがましいですし、「戯曲の読み方」は人それぞれ、自由だと思っていますので、あくまで“鈴木個人の考える”「戯曲の面白がり方」「戯曲を読み解くコツ、法則」についてお話したいと思います。戯曲に向き合う時のセカンドオピニオンと考えていただいてもいいかもしれません。特定のテキストを用いず、どの戯曲にも当てはまるであろう、大きな捉え方をお話しします。
実践編
山田太一さんのTVドラマ「ふぞろいの林檎たち」の一部を抜粋しテキストに用います。“戯曲”の読み方なのに、“TVのシナリオ”をテキストにするのは理由があります。作家が魂を傾けて描いた優れた作品であることはもちろんですが、演劇より比較的シーンが短いので、シーン全体を把握し、実践的に台詞、ト書きを読み解いていくのに適していると考えるからです。非常に細かく、一行、一言に渡るまで作者の意図を探ります。実践編だけ受けていただくことも可能ですが、内容は概論編を踏まえたものになります。
どちらのワークショップも戯曲に興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。
以前開催した時は、演劇ファンの方、映像の監督の方、翻訳者の方、演劇ライターの方など、 様々な方がご参加下さいました。
戯曲について以外でも、演劇に関するご質問には出来る限りお答えする時間を設けます。
ちょうどお芝居一本分の感覚で、短い休憩を挟みます。
大部分は私がお話しする形になりますが、参加してくださる皆様とコミュニケーションを取って進めていきたいと考えております。
鈴木裕美
-----
鈴木裕美(すずき・ゆみ)プロフィール
1982年、日本女子大学在学中に「自転車キンクリート」を結成。「自転車キンクリートSTORE」を含め、ほとんどの公演を演出。現在は小劇場から大劇場、ストレートプレイ、ミュージカル、ダンスと多種多様なジャンルで精力的に活動中。
2011年より個人ユニット「鈴木製作所」を立ち上げ、『ノミコムオンナ』を製作。
最近の主な演出作品に『かもめ』、『フローズン・ビーチ』、『絢爛とか爛漫とか』、『サンセット大通り』、ミュージカル『ゴヤ-GOYA-』、『陰陽師 生成り姫』、『富士見町アパートメント2022』、『ひとつオノレのツルハシで』、ミュージカル『マリー・キュリー』、『アンドレ・デジール最後の作品』などがある。
第35回紀伊國屋演劇賞個人賞、第8回・15回・18回読売演劇大賞優秀演出家賞、第10回千田是也賞、第33回菊田一夫演劇賞、07年ミュージカル・ベストテン演出家賞、第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
年齢 | 不問 |
---|---|
性別 | 不問 |
締切 | 2024.07.20 |
費用 | 1部:概要編/3,500円(消費税込み) 2部:実践編/3,500円(消費税込み) 1日参加(1部+2部):6,000円(消費税込み) |